2021.12月18日(土)〜19日(日)　石鎚山〜雪山を楽しむ〜

CL:Ｔ田　SL:Ｙ田　参加者:Ｍ田タ、　Ｔ田羅、　Ｎ川、　Ｙ津　　（6名）

≪行動≫

◆12月18日(土)

坂出IC 7:00出発ー西条IC 7:55ー石鎚下谷駅8:45ーロープウェイ9:20ー山頂成就駅9:30  9:40—白石旅館着10:00   登山スタート10:25—休憩所11:40   11:50—二の鎖元小屋12:45   13:10—山頂13:40   14:10–休憩所14:50—白石旅館着16:00

◆12月19日(日)

白石旅館8:15出発—山頂成就ロープウェイ8:40ー石鎚下谷駅8:50   9:05ー豊浜サービスエリア10:15   10:35ー坂出IC 着11:00

《内容》

山行計画では、雪山登山の未経験者がいるため、１日目はトレーニングを行ない、2日目に個人の力量に合わせて、石鎚山頂まで目指すか、または、途中の二の鎖元小屋までとするという予定でした。

ロープウェイ山頂成就駅から白石旅館までの積雪20センチ程の雪道を20分歩き、未経験者も充分石鎚山山頂を目指せると判断。また翌日の天候を考慮すると、今日中に登った方が良く、翌日は登山をせず帰路に着くという計画変更を、話し合いで決めました。

12月18日(土)

前日の暴風が嘘のように風もなく天候良好。坂出ICを一台の車で出発し、石鎚下谷駅駐車場を目指す。車道に積雪はなし。下谷駅からロープウェイに乗り、高低差850メートルの空中散歩を楽しむ。

白石旅館に到達後、リュックや身支度を整え出発。気温-4℃積雪20センチ程、風もほとんどなく静かな雪景色。神社で登山の安全を祈願する。

歩き方やピッケルの使い方を教わりながら進んで行く。登山者は少ない。雪の積もった木段が連続する。

Ｍ田タさんの知り合いの登山者が下りて来る。積雪状況やアイゼン装着場所などを教えてもらう。

「休憩所」で水分とエネルギー補給を行う。

霧氷の名所である「夜明峠」に出る。この辺りから風が冷たく感じ、粉雪が舞う。もみの木が、クリスマスツリーのようだ。パウダースノーで、気持ち良く歩くことができる。「二の鎖元小屋」で昼食を摂る。小屋の中は寒く暗い。Ｍ田タさんは、この小屋で待つ事になった。ー8℃、スマートフォンが真っ黒になり反応しなくなる。ここから先はアイゼンが必要。私とＴ田羅さんは6本爪、他の人は12本爪。装着は、練習通りスムーズに出来た。歩くのは初めてだが、安心感がある。両手指が、凍傷になりそうな感覚が出て来る。手袋の中で手指を動かして、血液循環を促すと回復した。また息苦しさも感じ始める。ゆっくり焦らず安全にと、自分に言い聞かせる。ピッケルも、前を歩くＹ田さんを手本にする。手摺りのある所では、手摺りに助けてもらう。木段は、幅や高さが所々で異なるので注意する。網目状のグレーチングは、アイゼンの爪が引っかかり、歩きにくい。急勾配で右側が切り立つ岸壁のような所があり、かなり緊張する。積雪は、アイゼンがすっぽり先まで埋まるので、60センチはあるだろうか。

小屋から30分で山頂に到着。

私達の到着を待っていたように、ガスが引き、雪をまとった天狗岳が、青空にくっきり映えて見える。感動の瞬間だ。登山を始めて2年、念願の天狗岳を間近に見ることが出来た。

20分程展望を楽しみ下山する。「二の鎖元小屋」で待つ前田さんは、とても寒かったようだ。

「休憩所」でアイゼンを外すと、靴が軽くなった感じがするが、滑りやすいので注意する。

旅館までの「八丁」木段がきつかった。全員無事に、旅館にたどり着き、緊張感から解き放される。なんとも言えない興奮と達成感で、気分が高揚した。夕食もお酒も美味しかった。夜遅くまで、会話を楽しんだ。

12月19日（日）

朝食をゆっくり摂り、帰路に着く。山行計画を変更して良かったと思う。

◆ヒヤリハット

• 下山時、幅の狭い木段でシューズを八の字に置いたため、12本爪アイゼンの踵部分が重なり、転倒しそうになった。
• 　アイゼン着用時、石に乗り転倒しそうになった。
• 　下山時、転倒した、転倒しそうになること何度かあった。
• 　手指が凍傷気味になった。
• 　頼りにしていたスマートフォンが使用できなくなった。

今後に活かしていきたいと思う。

私は雪山登山、また石鎚山に登るのも初めてであり、参加を決めてから当日まで、ずっーとドキドキしていました。「雪山登山」という入門書を読み、手袋着用のままアイゼンの着脱を練習しました。

皆様のサポートのお陰で、雪山を楽しむことが出来ました。ありがとうございました。

経費一人

交通費（駐車場代含む）　2500円

ロープウェイ往復　2000円

白石旅館（コーヒー代含む）　9200円

（記:Ｙ津）