2021/12/12(日)郷師山~城山 坂出市の里山を歩く

2021年12月12日(日)郷師山〜城山(坂出市の里山)

CL:T中 SL:S 参加者:T口ア、F井、Y内、S々原、Y関、T永昌、O谷、Mミ、M田ア、

M田タ、T家、 一般参加:K 計14名

≪行動≫

坂出IC駐車場8:00集合8:10発−8:20黒岩天満宮駐車場着・・・・8:40黒岩天満宮参拝・・・・郷師山石窟仏9:05着9:10発・・・・9:25郷師山のコル・・・郷師山9:45着9:55発・・・10:10郷師山のコル・・・マナイタ石11:00着11:05発・・・城山頂上11:15着12:00発・・・12:30石窟仏・・・13:10黒岩天満宮駐車場着−13:10坂出IC駐車場着

≪内容≫

郷師山(ごうしやま)と城山(きやま)は共に坂出市の里山です。今回は、師走の里山を歩くという目的で、黒岩天満宮登山口から郷師山と城山の頂上を目指しました。

まず黒岩天満宮の駐車場で準備体操をした後、ゆっくりとしたペースで出発しました。

郷師山の登山道は、所々安山岩が剥き出しになっており、足の置き場を探しながら慎重に登っていきました。登山道沿いの木の葉やシダを観察しながら進むと、郷師山の中腹あたりに有名な石窟仏がありました。中世頃、郷師山には多数の石窟寺院があったそうです。仏像は、郷師山を構成する角礫凝灰岩質の岩壁の中に彫られていました。

また、石窟仏のすぐ上には洞窟があり、中は泉になっていました。海水の干満と泉の水位が一致するとのことから、洞窟と海は繋がっていると、地元では語り継がれているようです。

コルから郷師山までの道は、それまでとは少し様相が異なり急勾配となっていました。斜面一面が落ち葉で覆われていたため滑りやすく、落ち葉をかき分けながら歩きました。郷師山の山頂は、周囲を木々に囲まれているため見晴らしは今ひとつでしたが、安山岩の巨石が多く見られ、風情がありました。

城山は7世紀に造られた山城があった山であり、国指定の史跡に指定されています。コースの途中では、マナイタ石をはじめ、石製加工物のようなものを所々で確認することができました。マナイタ石は四角形の大きく厚い岩で、中央部が加工されていました。このような史跡は、朝鮮半島の政治的緊張に伴い、日本国内の防御体制を整えるために築かれたものだそうです。

城山のトレッキングコースはいくつかありますが、今回歩いたコース内には、場所によって広葉樹やマツ林に加え竹林が広がっており、様々な様相の林を楽しむことができました。また、比較的なだらかな道が続いており、心地よい風を感じながら気軽に散策できるコースでした。マナイタ石から頂上までの勾配は少し急でしたが、登りきった先に辿り着いた頂上は広々としており、瀬戸内海や市街地、山並みを一望できる展望台がありました。

 

どちらの山も登山道は整備されており、明るい林内を楽しめました。今回の山行で身近な里山の良さを改めて感じ、坂出市内の他の里山や、城山の他のコースを登ってみたいと思いました。

(記:T家)