2024/2/18(日)屋島・牟礼古戦場巡り

2024 年2 月 18 日 (日)屋島・牟礼 源平合戦古戦場

CL: T下  参加者 Y関、S、K原、S友、I井、Y田、Mミ、N路 一般1名  合計 10 名

≪行動≫

屋島神社・西駐車場 8:30/8:47 出発 ・・・へんろ道経由屋島稜線 9:48・・・東展望・・・頂上 10:15・・・南嶺・・・

屋嶋城(やしまのき)10:20/10:30・・・屋島ケーブル跡10:34 ・・・南端 10:47・・・下山開始 10:58・・・屋島神社11:50・・・屋島神社・西駐車場11:56/12:00 ―ベーカリーマツモト12:12/12:30-昼食プロバンスブルー12:35/14:00

-安徳天皇社14:09-菊王丸の墓14:20/14:25 ―駐車場・・・那須与一14:26・・・古戦場・石灯りロード散策・・・

駐車場15:52・・・反省会・解散16:00

≪内容≫

今回の山行は屋島頂上までの山歩きとT下さんの解説付きで源平合戦の古戦場などの歴史跡巡り、そして美味しい食事をする内容です。まだ2月中旬なのに、暖かく春のような陽気さでした。屋島神社駐車場に集合して、まずは屋島西側の山道を歩きます。途中、急登な場所があり落ち葉で滑らないように気を付けて登りました。2回休憩をはさみながら約1時間かけて山頂までたどりつきました。山頂近くになると木と木の間から高松市内や瀬戸内海が綺麗に見えました。

 

頂上につき東展望にてT下さんから源平合戦の話していただき、時代のロマンを感じました。さらにそこから5分ほどいった場所にある、約1350年前の飛鳥時代に築かれた古代山城の屋嶋城(やしまのき)の跡地を見学しました。

 

当時の唐や朝鮮半島から攻めの守りとして九州や西日本を中心に城が築かれて、ここ屋島もその1つです。

そのあと南嶺に移動し、眼下に広がる高松市内の平野が良く見えました。源義経率いる源氏軍が平家を追い込んでいく戦(いくさ)の解説を聞きながら、歴史に思いを巡らせました。

下山はかつてのケーブルカー

 

が走っていた線路脇の道を降りていくルートです。足元はガレ場で、枯れ葉に隠れた浮き石もあり大変滑りやすい道で、ストックを使ったり、木をつかんだり慎重に進みました。ガレ場を30分ほどかけて抜けるとなだらかな山道となり屋島神社の横に出ました。屋島山頂に行くルートはもう少し舗装された遍路道が一般だそうですが、こういった山道を行くルートもあることを知りました。途中で山桜の木もあり、春や新緑の時期にも訪れるのもいいなと思いました。

出発地点の駐車場に戻り、そこからは車で移動しました。まずは伊吹島いりこの直売所「山一水産」に立ち寄りましたが残念ながら休みでした。伊吹島でとれた海産物を安く扱っているお店だそうで、機会があれば立ち寄ってみたいと思います。次に屋島の東側の海沿いに建っているパン屋のベーカリーマツモトに立ち寄りました。陳列ケースには、様々な美味しそうなパンが並んでいました。クルミを使ったパンやフルーツを使ったデニッシュが人気だとのこと。私もクルミのパンを2個、豆パンを1つ購入しました。翌朝、コーヒーと一緒に食べました。もっちっとしてパン酵母の香りも高くとても美味しかったです。お腹もすいててどれもとても美味しそうだったので、ついついそれぞれたくさん買ってしまったので、後のお客さん大丈夫だったかなと心配になってしまいました。

次はお待ちかねのランチです。ベーカリーから車で1分海沿いの道を北に進んだところにある「プロバンスブルー」というレストランです。白い建物と素敵な庭と目の前に広がる海とのコントラストはまさにフランスのプロバンスを思わせる景観でした。店内はエステもされてるようで暖炉や趣のある作りで窓からの海の景色も素敵でした。運ばれてきた料理は一品一品上品に盛り付けられ、とても美味しい食事をいただきました。店員さんのお話しや登山での話に会話が弾みデザートまでしっかり楽しみ、優雅なひと時を過ごしました。

そして最後は、牟礼地区の源平合戦の名所を歩いて回りました。平家物語に登場することでも有名な那須与一が弓を放った場所や名将たちの墓を巡りました。史実では70m先の扇の的を射抜いたとか、真意のほどはいかに。T下さんの解説を皆で聞き入りながらの歴史探訪でしたが、途中でとっても安い野菜の直売所があり、そちらの方も盛り上がりました。牟礼から庵治にかけての路地に入ると、家々の玄関先に庵治石の石彫刻が飾られている道がありました。ここは夏になると石あかりロードとして夜はとても雰囲気がよくなり訪れる人を楽しむことができるようです。庵治石で作られたかわいい彫刻がたくさんあります。スマホでマップもダウンロードできますのでじっくり見て回るにはいい所です。

最後に江戸時代、四国八十八ヵ所霊場を庶民に広めて遍路の父と呼ばれている『真念』のお墓がある洲崎寺を訪れました。何度も四国じゅうを回り、お寺の番号や道を標された方でその偉業が今でもお遍路巡りにつながっています。私も、車でお遍路を回っている途中ですが、これから先の遍路巡りの安全をお祈りさせていただきました。

屋島、牟礼は高松市内からも近く何度か訪れた場所でしたが、こうしてゆっくり巡ることで実に深い歴史がある町なんだなと感じました。香川は古くから瀬戸内海の要所としていろいろな歴史があって、現代の日本の礎になっていることを知り、改めて見つめなおすことができました。登山あり、教養あり、そして美味しい食事ありのとても充実した山行でした。

(記録;N路)

1人2000円(食事代+車代)