2020/6/20 嶽山(だけやま)三木町の里山を楽しむ

コロナ自粛後の2回目の山行となった香川県の三木町にある嶽山(だけやま)に13名で登ってきました。

リーダー:S上ハ 参加者:1班(SL)Y田、In、T下、K原、U井、T嶋(一般)、2班(SL)M田タ、Y木、N村ア、S鞘、Y内、T田 計13名
三木町総合運動公園9:15・・・太古の森ロープワーク9:20/10:30・・・登山口11:20・・・嶽山頂上(205㍍)11:45/12:10・・・下山時ロープワーク実践12:15・・・登山口13:10・・・運動公園13:45    (距離:4㎞、歩行時間2時間)

9:30の集合予定だったが、登る気満々全員9時過ぎにそろった。9:15梅雨の合間のうす雲、気温23℃、湿度も低くさわやかに出発した。まずは太古の森へ。

山大寺池の浮き橋からは、威風堂々とした「嶽山」が目の前に浮かんでいる。

おむすび型が多い香川の山には珍しく、岩肌が露出し荒々しい。なるほどそれで「嶽」かと思っていたが、後で聞くと「岳」と同じ意味らしい。森に入ると、三木町の木メタセコイアの新緑が迎えてくれた。その木陰で約1時間、坂上さん、前田さん、吉田さんをリーダーに、ロープワーク訓練を行った。

 

荷重がかかってもほどきやすい「ナインノット」。末端処理の「オーバーハンドノット」。自己確保やフィックスでの中間支点としての「クローブヒッチ(お父さん、お母さん)」。引きおろしに使用する「ムンターヒッチ(お父さん、お母さん、お母さん)」などの結び方を学んだ。また、休憩小屋の柱を立ち木に見立て、一人は自己確保し、もう一人を引き下ろす状況の中で、上記の結び方を用途に応じて使用する訓練を行った。数か月前に野外センターのサロンでも習ったのだが、すっかり忘れていた部分もあらためて思い出すことができた。

10:30太古の森を出発。池の周りに咲く満開のねむの花やアジサイを眺めながら、ゆっくりと山に向かった。香川用水路沿いに進むとフェンスの「嶽山登山口」の標識が現れると左に折れ、ゆるやかな坂を登った。

嶽山登山道入口で少し休憩し、11:20登り始めた。薄暗いじめじめしたシダの繁る道を少し上ると、からりと明るい花崗岩の岩場となる。

頂上直下は鎖場で、鎖を左に右に握り替え慎重に登った。

 

振り向くと瀬戸内海がすぐそこにあった。鳥居をくぐると北の峰。

尾根を少し歩き、11:45龍王神社の祠のある南の峰のピークに到着。ここからの眺望は素晴らしい。360°見渡せる。

東は讃岐平野。北は白山と屋島、むこうは男木島、女木島。西には遠くに讃岐富士から大麻まで。南は高松グランドカントリーを越えて讃岐山脈。さわやかな風を受けながら30分の昼食タイム。
12:15午後の下りではロープワークの実践だ。

約100㍍、40㍍のロープを鎖場の柱に張り、2本のカラビナで確保し「支点間は必ず一人のみ」を意識しながら、全員無事に下った。

カラビナを初めて実戦で使用する人もおり、下り約1時間、良い訓練となった。
13:10登山口到着。13:45総合運動公園に戻り、反省会を行った。「205㍍ながら変化にとんでおり、おもしろかった。」「一度は登りたかった。コロナのおかげだ。」などの意見が出た。T下さんから南北朝時代の白山の歴史を学びつつ、空を仰ぐといつの間にか青空となっており、筋雲の中、飛行機雲が二本走っていた。
(記:U井)