2023/4/23(日)救急対応「三角巾とテープの使い方」と「ファーストエイド」

2023年4月23日(日)山さろん・「三角巾とテープの使い方」と「ファーストエイド」

山の会事務所 9:00~12:00

講師:M美津子、T田佳代  受講生:T下、T口ア、F井、S、Y関、N村、U井、Y木、K野

T永昌、T永忍、N路、Y田、N山     一般参加:S友     計17名

◆講習会資料

①骨折・捻挫・脱臼の正しい処置法 第6章抜粋(ページ54~65)

②簡単にできる三角巾  A4・2枚

③赤十字案ライン講習 準備品リスト~きずの手当て~ A4・1枚

④基本的な三角巾の使用方法  A4・1枚

⑤大腿部の肉離れのテーピンング  A4・1枚

⑥テーピング講習会 資料A3・1枚

⑦登山のファーストエイド物品と必要度  A4・1枚

≪内容≫

新緑が美しく、色とりどりのお花が咲く今の時期の登山は、とても楽しいものです。

ですが、危険と隣り合わせの山では、いつ何が起こるか分かりません。

もしも、骨折や捻挫で動けなくなったらどうしたらいいのだろうと、思いながらも、勉強することなく山に登っていました。 ですので、今回 山での救急処置とファーストエイド について教えて頂ける事が本当に有り難かったです。  山で起こる事故は、転倒による骨折、捻挫、脱臼、肉離れ、足の吊り、膝関節痛、怪我、虫刺されなど沢山ありそうですが、それぞれの対処法を少しでも身につけておけば症状の悪化が防げるかもしれません。M先生から沢山教えて頂きました。骨折には、皮下骨折と開放骨折の二種類があり皮膚を突き破って外に飛び出した骨折は、ばい菌が入りやすく緊急性が高いそうです。

骨折かどうか迷った時は、山中では、骨折していると判断して応急処置に進む事が大切なんだそうです。

この時、痛みと不安で顔面蒼白、冷や汗、吐き気など不安な精神状態になるので励ましたり、保温する事が大切との事でした。暖かい声かけで気持ちも少しは落ち着きそうですね。

次は、 三角巾の使い方をみんなで実習しました。先ずは、損傷部位に巻くためには、清潔な面を作らないといけないので三角の状態からタオル状に折りたたむ練習からです。これが結構難しくて、何度も練習しました。後から教えて頂きましたが、折りたたんだ物を清潔なビニール袋に入れておけば直ぐに使えるそうです。  そして、腕の吊り方と頭に巻く方法も、みんなで練習し合いました。皆さん楽しみながらも真剣に取り組まれていました。 不器用な私は何度も先生を呼び止めて、やっとの事で出来ました。 これは、普段から復習してないと、役にたちそうにないので時々は三角巾に触れる癖をつけたいと思います。

次の捻挫の処置法は、【 あ・れ・やっ・た 】 と覚えましょう!との説明でこれは覚えておけそうです。 あ=圧迫(テーピング)  れ=冷却 やっ=休む た=患部を心臓より高くする です。

虫刺されは患部を絞り、水で洗う これもとても勉強になりました。

 

ファーストエイドについてはT田先生から沢山教えて頂きました。急な病気や怪我をした人を助けるためにとる最初の行動をファーストエイドというそうです。救急隊や医師に繋げるための行動で一番の目的は細菌の感染から守る事なので、そのための準備が大切なのだとよく分かりました。

今日登る山はどんな山なのか?暑さ寒さ、日帰りなのか泊まりなのか、色んな事を想定して、この準備で無事に帰ってこれるか考えて準備をする。これからは気を付けて準備できそうです。予備知識も沢山教えてもらいました。夜暗くなった時に炎の灯りで癒される、なのでキャンドルはあった方がいいなぁ、新聞紙は万能(ザックの背中に)、結束バンドは靴底が剝がれた時にも使える、低体温になると食べ物も喉を通らなくなるのでそんな時は、ハチミツを唇に塗るとカロリー摂取出来る、ひどい熱中症には塩そのもの、ペットボトルのキャップに穴をあけておくとすり傷の洗浄にも使えるなど他にも沢山ためになる事教わりました。

そして何か起こった時、人を助けたいと思う気持ちは大切だけれど、先ずは自分。二次災害を出さないために、今の状況で助けることが出来るのかを冷静に考える事が大切と教えてもらいました。

 

今回沢山の事教えて頂きありがとうございました。またお勉強の機会を作ってもらえたら嬉しいです。

(記:Y田)