2022/12/17(土)塔の丸

2021年12月17日(土) 塔の丸

CL:Y田 SL:T田、N川   参加者:T田羅、M田タ、W辺、Y内、Y津、K野    計9

≪行動≫

坂出IC出発6:10 ― 貞光道の駅7:00 ― 塔の丸登山口8:50 ・・(途中休憩2回)・・塔丸頂上着10:55

昼食11:00・・・下山開始11:35・・(途中休憩2回)・・登山口着13:00・・・貞光道の駅14:20・・・坂出IC着16:00

 

≪内容≫

準備会の時にリーダーから今回の塔の丸(標高1713.3m)は雪が望めるかもしれない!と聞かされワクワクな気持ちと最近食欲が増してて体重が増えてるから大丈夫かなぁ?足攣らないかなぁ?と不安な気持ちが頭を過ぎりました。

雪がある山となると前日の準備に時間がかかります。ザックに荷物を入れたり出したりの繰り返しでした。今年の1月に雪山の石鎚山登山に向け、はじめて雪山用の登山道具を揃えたので、しっかり使わなきゃ!と思い立ちアイゼン、チェーンアイゼン、ピッケル、ストック、あ、雪山のストックなら雪模様のものに付け替えもいるし、服装も普段よりザックに詰める上着を2枚増やしました。ザックもいつもより大きめのザックで全てのものをコンパクトにして詰めていきますが、各袋の中身に何を詰めたのか?また忘れての繰り返しです。

当日はどんより曇り空、思ったほど冷たくない感じがしました。坂出インターを出て、見ノ越へ向かうヘアピンカーブ辺りから道路が雪で白くなり始めました。窓を開けるとさすがに冷たく気温はマイナス1度です。少々眠気がありましたが一気に体がシャキーンとしてなんだかワクワクしてきました。ラフォーレつるぎの駐車場へ入ると周辺は銀世界。車から降りてみると片栗粉を踏むようなキュッキュッキシキシした感触がしました。

 

目の前の夫婦池も真っ白い雪のお盆みたいです。でも積雪は朝の時点では5~10センチくらいです。トイレを済ませて、路肩の看板の横に車を駐車して準備にとりかかります。私は着替えに1袋、ポール、ピッケル、12本アイゼン、チェーンアイゼン、ゲイターで1袋とザック1個の計3個の荷物です。でも殆ど車に置いて、ザックとシングルポールで登り始めました。チェーンアイゼンを付けたり、ピッケルを持参される方もいました。塔の丸は標高差が300m有るか無いか位でキツイところも余り無かったと記憶してますが、どうなんでしょう?久ぶりだし、雪があると新鮮ですが雪道は嬉しいばかりじゃ済まされず、終始足元には注意が必要です。歩き出して思いの外、靴が埋まるほどの雪ではなくて、森の中も風もなく歩きやすかったですが、15分くらい歩いた辺りに右にカーブしてトラロープを張ってる個所は要注意です。以前友人がここで滑り数m滑りました。無事でしたが道幅も狭く、雪道だから雪の下のどの辺りまでが土の道があるのかわかりません。とにかく山側に身を寄せる意識で歩幅を小さくしてコーナーを渡り切りました。歩いてると体も手もポカポカで私はすぐに熱くなります。手には薄手の手袋2枚を重ねてつけていましたがまったく問題ない状態でした。

スタートから30分少々でブナ林の尾根道になり森林限界こえると視界が広がります。少しずつ風が出てきました。風と共に細かい雪が顔に当たります。私は汗かきのたちなのでフードの下にも帽子はかぶらず、熱くなるとフードを下げ、風に当たると気持ちいいくらいでした。風速10mくらいの風が時折、強く吹いたりするし、晴れていれば左手に剣山から次郎岌の稜線、正面には塔の丸頂上、その先には三嶺、そして振り返ると丸笹山が見えるはずですが、辺りは真っ白で何も見えません。この塔の丸は緩やかな森林を歩き森林を抜けたら笹原の緩やかなアップダウンを気持ちよく歩けるし周りの山々をまじかに見れる山の印象が強いけど今日は残念です。塔の丸手前の笹原の南側は比較的雪をかぶり白めだけど北側は笹原の色がよくわかります。南側の奇岩も雪で覆われるのは時間の問題かなぁと感じました。

頂上手前のピークを越すと緑の笹がむき出しの頂上が見えてきました。写真を撮ってたせいか意外に早く頂上に到着しました。積雪はまばらの頂上です。

記念の集合写真を撮影し、風が強いので風よけのできる樹林のある個所まで下山して昼食タイムとなりました。ザックからカップラーメンやポットを出してる隙間時間にもザックの上にも容赦なく雪が積もるし、出来るだけザックも手袋も雪が溶けて濡れないように、しょっちゅう雪を掃います。身体を動かしていないと身体が冷えるのでなんだか忙しい昼食タイムですがお腹に暖かいものが入るだけでホッとするし体に力がよみがえります。

昼食を済ませたら長居は無用で下山開始です。下りは登りより更に足元注意です。私の前を歩いてた方が山側でないほうに足を運んだ瞬間に雪が崩れ、バランスを崩しましたが大丈夫でした。また雪の小さな塊が有るのでその上に足を置くと滑ります。全員無事に下山できました。今日は友人である里山仲間たちに塔の丸登山で出会えたのも嬉しい出来事でした。雪はやはり魅惑的でした。この冬、初の雪山登山を経験出来て今後に向けての準備や簡素化したいもの追加したいものが明確になった気がしました。

普通の運転よりも何倍も気を使いながらここまで連れてきていただきありがとうございました。塔の丸ではテンションが上がってたせいか、しんどくはなかったのですが帰宅すると身体のだるさを感じました。いつもの登山以上に雪山登山には身体も道具もしっかり準備して雪を楽しみたいです。

費用:1700円/1人                            (記録;K野)