2021/8/21(土)黒沢湿原(くろぞうしつげん) サギソウを愛でる

2021年8月21日(土)黒沢湿原(くろぞうしつげん) サギソウ

CL:M田ア 参加者:Y田、T中、M田タ、S々原、T下  計6名

≪行動≫

道の駅空の夢もみの木パーク7:55出発――――国道192号から県道140号経由――――黒沢湿原駐車場9:00・・・・・・黒沢湿原散策・・・・・たびの尻滝10:32・・・・展望台11:07・・・・・ヒツジグサ池東屋・昼食11:19/11:51・・・・・・黒沢湿原駐車場12:01/12:06――――松尾川温泉12:25・入湯・反省会13:07―――― 道の駅空の夢もみの木パーク13:56解散

≪内容≫

香川県でも100人を超えるコロナ感染者を出し行動が厳しく制限されてきた。参加者も諸事情から段々と減り6人になってしまった。前日まで連日雨が続き夜は過ごしやすいが天候もお出かけには不向きな日々が続いていました。この日は、天気は曇り13時より小雨模様とのことでした。予定の8時より少し早く集合したので、もみの木パークをM田車・S々原車の2台で出発。猪鼻の新トンネルは快適ですぐ吉野川を渡ってしまった。西側からの中津川ルートは道が悪いだろうとの想像から国道192号を東に走り、県道40号線の井川スキー場コースより黒沢湿原を目指す。井川スキー場との分岐を過ぎると道も狭くカーブも鋭角なところがいくつもあり、きついコースと感じました。沿線にタラの木が点在しているのはこの道を一般的には使っていないせいかもしれないと思いました。出発して約1時間で黒沢湿原に到着した。誰もいない。今日はしわく山の会の貸し切りだ。天気は曇り、気温20°Cで風はなく湿度もきにならない。標高は550mで周囲の山が600m程度の湿地帯です。駐車場近くの木道沿いに早速サギソウが咲いています。

 

木道の脇に点々と咲くサギソウは小さくて可憐な花です。

あっちもこっちも白い小さな可憐な花が咲いています。こんなにまじまじとラン科のサギソウを見たのは初めてでした。

地元の小学生が植え付けたところもすぐ近くにあります。後1週間もすれば花は終わり見られなくなるとの情報でしたので、予定を1週間早めて来たかいがありました。お盆の頃が最盛期ですぐ終わるみたいですが今回はお盆前から昨日までの長雨の天候で時期が延びたのでしょうかラッキーでした。脇にミソハギと蕾のフジバカマもちらほらと生えています。

ミソハギ

秋の七草でアサギマダラの好きなフジバカマはまだ蕾でした

 

秋の七草のオミナエシは咲いていました。

水面にはヒツジグサの小さな葉っぱが両手を広げています。よく整備された湿原は広いですが遊歩道は片道2㎞程度ですので1時間も歩けば行くとこがなくなるのではと思っていましたが間違いでした。目的のサギソウを写真におさめて安心して遊歩道を歩いていくとワラビがホツリ、ホツリと生えています。背の高いオニユリとツチアケビも久しぶりに見ました。

ラン科のツチアケビは、強壮剤として利用されています

 

オミナエシも秋を待てずに咲きだしています。ミツバツツジの遊歩道の下やら脇やらそこらじゅうにワラビが生えているのが目に入ってきます。少し歩くとヒツジグサの池までくるとヒツジグサの花が水面に浮くように咲いていました。連日の雨が少し時期をずらしてくれたのでしょうか。

ヒツジグサの池には水面にいくつもの花が浮くように咲いていました。

ヒツジグサ、未(ひつじ)の刻(午後1~3時)に開くのでこの名が付いた

さらに足を伸ばし湿原の水の吐き口にある『たびの尻滝』に到着すると周囲にモミジが張り出していました。紅葉の秋もよさそうなところです。

黒沢湿原の吐き出し口になる「たびの尻滝」

今日は、曇りですが晴れた夏でも木陰を歩ける遊歩道は真夏もありかと思いました。展望台に登り全体を見ようと登山道を歩いていくと「蛇が脱皮している」との声があがり、それは珍しいのでかけつけようと近づくとカラスヘビが片方の蛇の頭にかみつき体を捻じれ付けているというショッキングな場面でした。初めて見る光景なので動画も撮りましたが、蛇の嫌いな人には想像もしたくない光景でしょうから写真掲載も控えときます。展望台からの景色はミニ尾瀬ということになりました。細長い湿原はよく整備されていてトイレも要所々にありますが、ごみ箱はありません。利用者のマナーで保たれていると感じました。

 

展望台から見た黒沢湿原

展望台より降りてきてからヒツジグサ池の東屋で昼食となりました。まったりとしていましたが、突然風が出てきたので早々に退散となりました。風が出てきたのは、雨が降る予兆です。案の定、天候が崩れてきました。知らず知らずに約3時間の滞在となりました。時間が余り過ぎると思っていましたが、そんなこともなくリーダーの計画に間違いはなかったようです。また、雨をさけれた散策ができたのも参加者の魔力でしょう。このあと、楽しみにしていた松尾川温泉に移動しました。520円の入湯券を買って入ると硫黄のにおいがします。そろっと湯船に入ると単純硫黄泉の鼻腔に残るにおいと肌をぬめぬめにする心地よさは想像をしていなかった嬉しい誤算です。中には、地元の方が数人きていました。今度は、宿泊をからめて来たいところです。湯上り後、反省会をしました。帰りは、西側の県道32号線から国道32号線にでて出発地のもみの木パーク帰り解散となりました。

交通費1人当たり 900円                                (記:T下)