2023年5月13日(土)山さろん
登山の基礎~ハイキングABCとロープワーク~
担当:Y田 参加者:M田タ、T田、Y内、F井、T永昌、T永忍、S々原、Y関、K田、T寺、
S友、T下 計13名
場所と時間:山の会事務所 座学9:00~10:55 ・ロープワーク11:00~11:50
≪内容≫
低気圧接近により、天候が思わしくないことから飯ノ山での「山さろん」の予定が、山の会の事務
所で行うことになりました。先にハイキングABCを使って座学の勉強会を行いました。普段ハイキングABCを購入していても中を読んでいない人がほどんどです。そのためにもこの場を使っての学習会です。まず始めは、3項「バテずに楽しくあるくには」の(1)~(11)を読み合わせをしながら、チェックポイントを実例を挙げて確認しました。また、季節による行動時間の違いから登山計画の立て方についても説明がありました。特に(10)「メンバーシップを大切に」には・・・・慣れていないリーダーの時にはみなで協力しあい、その失敗を批判するなどは避けましょう。・・・の一文もありよく精査されて作られていると感じさせられました。
次に5項「どんなものを持っていくか」では(4)ヘッドランプと(5)スットク(6)軽アイゼン・チェーンスパイクとパッキングのポイントの話しが遭難時などの実例も示しながら具体的な話がありました。山で使用する用品の説明では、「ダクトテープ」の効能については初めて聞く話でした。早速、購入したいと思いました。
6項「食料と飲み物」では、(4)水分は「のどが渇く前に飲む」では、特に水分の取り方の重要性についてポイントが示されました。
7項のスマホのバッテリー消耗防止方法に続いて、8項「地図の見方」では、スマホに頼らずに地図を持っていく重要性と磁北線が入った地図を用いて地図読みのおさらいをしました。初めての人にはチンプンカンプンの話しでしたが、等高線の説明では手の形から考える話は凄くわかりやすいものでした。
9項「天候判断」では、前線の断面図による概要説明と雲の写真と落雷による危険性について注意ポイントの具体的な話がありました。
最後に11項「事故やアクシデントが起こったら」では、道迷いの防止の注意点や足釣り対策にハチに対する危険回避の話しがありました。
休憩を挟んでからは、ロープワークです。しばらくしてない簡易ハーネスすらもたつく始末です。初めて参加した人とあまり変わらないのはなさけない限りですが山では確実に行いたいものです。長机をひっくり返し足の部分を木に見立ててクローブヒッチの練習からスリップノットから末端のマリーナノットまでを何度も行い終了しました。クローブヒッチの変形で手錠の方法も教わりました。
今回の山さろんは、経験の浅い方を意識したメニューではありますが、普段深く考えてないので何度受講しても参考になります。あと2回、同じ内容が実施されることになっていますので受講できてない方は、おススメです。
(記:T下)