2023/8/20(日)皇子渓谷沢登り研修会

2023年8月20日(日) 皇子渓谷沢登り研修会

CL:T口オ  

参加者:T口オ(車)、T田(車)、M田タ、Y内、N川、K道、U村(会計)、K野(記録) 計8名

 

<行動>

坂出IC6:30=土居IC7:10=高架橋下西側着7:20~研修会挨拶、川の遡行講習8:15~

入渓場所まで移動10:00・・・入渓10:30~赤星山登山口着12:25-昼食13:10・・・高架下西側着13:40-14:00ロープワーク講習-高架下出発16:05=坂出IC16:40着 解散

<交通費>

2,300円/1人

 

<内容>

丸亀しわく山の会に入会して初めての沢研修。まず考えたのは沢登りだけど岩登りもへなちょこなのに自分自身やれるのか?大丈夫かと?数年前に渓流釣りの得意な人に新名あたりの渓谷で釣りの格好のまま入渓して、沢登りもどきの経験をしたことがある。泳いでは登りの反復で楽しかった。後に考えると装備もなく恐ろしいことだったかと。前置きが長くなった。当日は連日の猛暑や台風7号の影響にてかなりの増水が予想されていたから、ひょっとしたら中止?前日に連絡があり開催されます!と。8月初旬に奥祖谷二重かずら橋~国体橋の丸石沢に連れて行ってもらい、かなり楽しくて、こんなに沢登りは気持ちよく楽しい!というのが私の記憶にインプットされ、しかも大好きな赤星山の沢?どんなんだろう?赤星山は滝、お花、地元の方々の熱心な整備で名が知れ渡っている。ルートは、高架下から登山口までの車道下の渓谷。集合した面々は、何と大屋冨の救助隊の岩トレ参加の方々が多い。ちょっと引いてしまった。不安もよぎる。しかし今更帰れないし研修だから、しっかり聞いて実践したい!と思い直す。ルートだが普段はこの辺りに水量はほとんど無いらしく今回は増水の為、高架下~登山口までの予定が変更され、登山口までの車道を歩いて「登山口まで500m」の看板から入渓する。川の遡行のロープワークだが岩トレのロープワークの基礎知識が乏しい私には用語も理解不足で、私なりに理解できたのは、ロープは川岸~川岸へは、真横に張って張らずに上流から下流斜めに張る。渡歩者が途中で流されてもセルフビレイでロープがガイドとなり斜めの下の対岸の下流岸へ着く可能性が高いということだった。また、水中は見えにくく足場が悪いのでバランスがとりづらいのでポールや流木を代用して杖にするとバランスがとりやすい。(ポールは下流側につく)

暑い中、車道をひたすら登る。いよいよ入渓に向け、研修のあった高架下から登山口に向け車道を猛暑の中、ひたすら登る。これがまあまあしんどい。風もなくとめどなく汗が噴き出る。入渓地点がきてしばし休憩をして入渓。膝位の位置で流れは速め。しかしながらひんやりとして気持ちがいい

私は早く水を浴びたいし、体を沈ませたいにで、ちょっとの深みに来ると前のメンバーが登っている隙に肩まで水に浸かったり、浮いたりしている。これがなんとも気持ちいい。少し広い箇所に来ると平泳ぎ、立ち泳ぎで。しかしながら、そんなことばかりはしておれない程、小滝が多く、前のメンバーが登る時にどの位置に手をかけ、足を置くかを見ておかないとまた、自分で一から手足の置く位置を探らないといけなくなる。初心者の私だが、出来るだけ巻きたくない!正面突破したい!なぜなら面白さと達成感が半端ないから。男性陣T氏、U氏はガンガン突破して行く。手足が長かったり力もあるから、男性陣が足や手が届く箇所でも、女性には届かなかったり水圧に負けたりで正面突破がむつかしい場面が出てくる。何とかして正面突破したいなあ!1度目チャレンジで水圧に吹き飛ばされ水面にドボン!(この時に落ちても安全な方向に行けることを頭に入れて落下する)なんで?よし!もう一度!またドボン!で、無理かなあ?と、巻こうかな?と最後のメンバーのN氏の登り方にヒントを得て3度目のチャレンジで突破できた。やったー!行けた!めちゃくちゃ嬉しい!この体験があるから、簡単にはあきらめない。(結構体力を使うがその最中はもう夢中なのでわからない)

でも男性が四苦八苦している個所は、素直に巻きに入るが、出来る限り水から離れたくない。スパイダーマンみたいに大岩に斜めに張り付き、すぐ先の大岩に飛び移るときもうまくタイミングが合わずにドボン!悔しい!なんとなく行けそうな気がするから、あきらめずにチャレンジ!で、へばり付いて飛び移れた!よし!ヤッター!成功体験は人を調子に乗せる。こんな感じで小滝を突破して行った。最後の小滝は男性が少々難儀していたので巻き、私の後ろのN氏は、沢大好き人間だからクリアしてくるだろうとほっておくと、まさかの四苦八苦で皆にほっとかれ、後ろ振り向くとめちゃ踏ん張っていて、難所だったんだな!と。N氏にも難所はあるんだなぁと親しみがわいた。悲しいかな段々に足の疲れを感じだしてきた。でも、沢の流れの凸凹な足場でふらつくと危ないのはわかっているので、最後まで気を抜かずゴールの登山口橋下に到着。少しの間、沢の水に体をゆだねた。ぷかぷか浮いていると空は青いし、日差しもまぶしいが夏だなあ!とこのまま浮いていたいなあと思った。

沢を上がり、登山口にて昼食。やはり、体力を消耗していたのか、お腹がペコペコで稲荷寿司や甘めのパンが御馳走位に美味しかった。登山道を下り高架下にて「安全な沢登の為のロープワーク研修」が始まる。日差しは最高潮にキツイ。体もダルイ。ちゃんとロープワーク思い出すのか?頭に入るのか?そんなことを打ち消すように足早に二人一組になりエイトノットから始まり、15種類のロープワークを実践。女性交流登山、大屋冨での救助隊のロープワークの内容と被る点もあるので段々に思い出しながら尋ねながらこなしていくが、私以外の人は岩登りとかのベテランさんばかりだから割とスムーズにこなし、私は何回かやらないと出来ないので、恥ずかしさもあったが時間内には収まった。その後、集合写真撮影で解散。猛暑の中の沢研修、台風の影響での増水と主催者の方々には通常と異なる準備、手配の大変さがうかがえた。初心者の私だが不安を上回る楽しい沢研修だった。  来年も是非、参加しよう!

 

(記:K野)