2023年5月27日(土) 白髪山
CL:H田 SL:T口オ 参加者:Y内、Mカ、T田、N川、W邊、T寺 計8名
《行程》
坂出インター(5:00)―駐車場(6:35)・・・瀧山登山口下・・・白髪山:昼食(10:18/10:45)・・・
八反奈路分岐(11:30)・・・八反奈路散策・・・八反奈路(12;35)・・・瀧山登山口下(14:00)・・・
駐車場(14:25)―馬立PAにて反省会―坂出インター(16:00)
総距離:9.7km 総時間:7:37 上り:1073m 下り:1072m
《内容》
白髪山は、以前に一度登った山でしたが山の記憶が全く無く、登山口までが悪路で運転手の方が大変だったことしか思い出せませんでした。ファイルを調べると2015年5月に「シャクナゲの花を楽しむ山行」で、私にとっては数少ない宮武夫妻と登った山でした。道が悪いし、もう行くことはないだろうと思っていましたが、今回はルートが違うとのこと、また距離もあり時間を要するなかなか厳しいルートのようなので、暫く山と離れていた私は鍛える必要があり、厳しめの山行に参加して今後をジャッジしなければ・・・と参加を決めたのでした。
坂出インター5時集合のため前日は早めに就寝、当日は10分くらい前に着いたというのに皆さん早い。私は6番目であと二人、間もなく一人到着。「Mさんが参加だからもうちょっとゆっくりでも良かったかな」と言う声も聞こえます。納得しつつ暫く待って、揃ったところで車2台に分乗して出発。途中霧が出ており、お天気も気になりつつ駐車場に早めに到着。
登り始めは結構な急登で、体力を温存したいところですが消耗が激しい。途中展望の良さそうな岩に上がってみると、標高もさほどないだろうに見事な雲海が広がっており、キツ~イ急登を一瞬で忘れ、感嘆の声があがります。こういう景色は山へ行ってこそのご褒美、得した気分になりながら先へ。幾度も小さな川を徒渉し、八反奈路(はったんなろ)の分岐を過ぎ、YAMAPにも出なかった道へ入ります。地図で見ると標高差はあまりないのに、なぜ皆通らないのかと思っていましたが、いきなり納得。薮漕ぎ状態で両脇の草をかき分けかき分け、アドベンチャー加減が半端ない。一段落して休憩後、すぐに後ろが騒がしいので振り返ると、“マムシー”と聞こえてきました。我々も通ってきた筈ですが全く気付かず素通りしていたようです。動くマムシに気づき、動かなくなるまで待って恐る恐る横を通過できた模様。実際にマムシに噛まれたらどうするのがいいのか?あれこれ話しながら最後の急登へ。疲れた足が重く思うように上がっていない。怪我をしないように注意しながら、どうにか登頂。標高差1000mは久しぶりで、頂上の景色は感慨深く感じました。早めの昼食を摂り、ゆっくり景色を堪能して
八反奈路へ向かいます。
分岐までくると、30人くらい休憩したり寝そべったりする若者達がいました。登山組ではなさそうで、聞くと本山町の方々で町おこし活動をされているようでした。帰宅後調べると「地域おこし協力隊」「土佐本山コンパクトフォレスト構想」などとあり、関係者の方々で活発に活動されていたのかも知れません。八反奈路は、樹齢500年~600年の檜が林立しています。土佐藩は白髪山の檜を販売していましたが、平坦な地形の八反奈路は檜を運べず、こうして残っているのだそうです。野放しで育ったため個性的な形状のものが多いようで見ていて飽きません。代表的な巨木には銘板が設置されており、樹齢などの情報が記載されています。“たつのおっちゃん”なんて名前が
ついているものもありました。もう少し奥まで行きたいところですが、見どころと教えてもらった“19番”で折り返すことにしました。下山途中のわずかな登りにも、大腿四頭筋も大殿筋も腓腹筋も悲鳴をあげていていた私は、十分満足。下山途中でお腹の調子が悪くなったYさんが、「ちょっと待って」と声をかけ、草むらへ足を運びました。談笑しながら待ちつつ、登ってくる登山者に挨拶を交わし、すれ違うと、暫くして「連れの方ですか?動いてないですよ!」と心配してくれています。申し訳ない気持ちで「大丈夫です!」と叫んだのでしたが、もう少し奥まで行かないと・・・これはヒヤリハットでしょうか?
さてさて、最初の急登を降りていかねば!!気持ちほど足はついていけず、ふくらはぎが今にもつりそうで、よろよろしながらやっと下山口に着いた時には一安心しました。久々の1000m、登りごたえのある山でした。今回の課題、ジャッジの程はいかに・・・
14:25出発、馬立PAにて反省会、坂出インター16:00解散。運転手の方々ありがとうございました。
経費 2,400円/一人 (記:T寺)