2022年5月4日(水)赤星山
CL:Y内 SL:N川 参加者:T々羅、T家 計4名
≪行動≫
ビッグ多度津6:00集合−善通寺IC 6:10−土居IC 6:50−林道終点7:00着/7:15発・・・機滝 7:50・・・布引滝 8:05・・豊受山分岐 8:20・・・千丈滝分岐 8:45・・・千丈滝 9:10・・・分岐 9:30・・・赤星山頂上 10:55着/11:25発・・・分岐12:20・・・分岐 13:35・・・林道終点 14:20−土居IC 14:50−善通寺IC 15:45−ビッグ多度津 16:00着
≪内容≫
赤星山は、愛媛県宇摩郡土居町と伊予三島市の境に位置する標高1453mの山です。今回は、野田登山口から赤星山を往復する約9kmのコースを計画していましたが、予定時刻より早く頂上に着いたことから、豊受山(とようけやま:1247m)方面へ向かい、途中の分岐点から下山しました。
一度雨で延期した赤星山登山でしたが、今日は1日を通じて晴天でした。登り始めは、渓谷ということもあり少し肌寒く感じましたが、緩やかな勾配が続き、次第に汗が滲みました。登山道は、皇子(おうじ)渓谷沿いに付けられており、機滝、布引滝、千丈滝を間近で鑑賞することができました。機滝は、切り立った岸壁から大量の水が勢いよく流れ落ちていました。滝の近くまで行くと、その壮大さに圧倒されました。布引滝は、水が上品な薄い布のように岩の上を滑り落ちていました。千丈滝は、鑑賞スポットが看板の少し上と分かりにくかったですが、連なった滝が綺麗でした。どの滝でも水が澄んでおり、渓谷の上流には水飲み場がありました。また、途中にあった玉簾は、苔むした岩から水が簾のように滴っており、とても見応えがありました。登っている途中には、花の多さにも驚きました。ユキモチソウ、ヤマウツボ、ホウチャクソウ、ヒメレンゲ、ツボスミレ、コンロソウ、ツルキンバイ、イチリンソウ、ニリンソウ、ラショウモンカズラ、サワハコベ、ネコノメソウの仲間など、様々な花が道沿いの至る所に生えており、花の案内板が添えられていて勉強になりました。
滝の見所を終えて雑木林を抜けると、赤星山山頂に到着しました。山頂は広く、瀬戸内海の島々や新居浜市内、四国中央市内の街並みが見渡せました。赤星山山頂付近ではカタクリが群生して咲いていました。
帰路は豊受山方面へ向かいましたが、赤星山から豊受山までの縦走路にはアケボノツツジやミツバツツジが見頃後半を迎えていました。アケボノツツジはピンク色、ミツバツツジは薄紫色の花が青空に映えてとても綺麗でした。また、豊受山の分岐点から下山する途中にはヤマシャクヤクや絶滅危惧種のシコクカッコソウが咲いていました。分岐点からはしばらく人工林が続き、途中から渓谷に沿った登山道に合流しました。登りの時とは陽の当たり具合が違う滝の様子を楽しめました。
今回のコースは、中級ということで少し不安もありましたが、登山道が綺麗に整備されており、危ない箇所には鎖やロープがあったので安心でした。また、岩や木橋を渡る箇所があり、飽きることなく歩けました。登りも下りも見所が多く、非常に楽しかったです。ベストシーズンは紅葉の時期ということで、また秋に訪れたいと思います。
経費:2000円/人 (記:T家)