2023年9月23日(土)ツエルト講習会
日時:AM9:00~11:30
集合:三豊市豊中町不動の滝公園駐車場
場所:豊中コミュ二センター併設の芝生広場
担当:観音寺あけぼの山の会 H川
講師:観音寺あけぼの山の会 O田
参加者:観音寺あけぼの山の会 男性(4)女性(7)
観音寺ハイキングクラブ 男性(1)女性(4)
善通寺山の会 女性(1)
高松労山 女性(1)
丸亀しわく山の会 男性(1)女性(3) 参加者合計22名
10月22日(日)女性交流登山で行われるツエルト事前講習会
今回は、不幸にも山でアクシデントにあった時自分を助けてくれる「ビバークシェルター」の使用方法を学びました。はじめに、塩飽山の会M田タさんより挨拶、続いてO田講師指導のもと講習開始です。山の会グループ、別グループの計6グループにわかれました。よく聞く話として「ツエルトは持ってはいても袋から出したことがない。」と言う人が多いと説明がありました。実際参加されている人の中にも何人かおられました。ツエルトなどを準備したら、必ず一度袋から出し、使用方法を習った上で、「家やフィールドで練習を繰り返してほしい。そうすれば忘れないし、いざという時に慌てずに動けます。」とのことでした。私は、「今日、この講習時間内で全て覚えられるのか?」とても不安になりましたが、一つでも多く覚えて帰ろうと思いました。まず設置場所ですが、土の上より今回のような芝生、草の上の方があまり汚れずに設置できます。もし、草丈が気になるようであれば足で踏み固めてから開始します。最初に、グループ毎にツエルトを出し、広げて構造をみてたたみ方の実習です。2人一組で行い、てこずりながらもたたむことはできましたが、小さい袋に納めるのに苦労しました。少しねじながら入れるといいとアドバイスを頂きました。次にツエルトの活用法です。山で風にさらされたり、雨、雪など濡れることで寒さ、体力を奪われる時自分の身体を守るものです。
ツエルトの活用法:ツエルトは風の影響を受けにくい安全な風下に設置することが大事になります。グループ毎にツエルトの種類に違いがあり、説明を聞き、話し合いながら進めていきました。私のグループは中にしゃがんで3~4人、寝転んで2人くらいの大きさがありました。中は、広く感じますが圧迫感がありそういう時は、中で傘をさして空間を広げてあげることも良いと説明がありました。実際、傘をさしているところを見ると全く様子が違っていました。次に、横倒しに張る場合、ベンチレーターにロープを通し立ち木などに結んで張る場合、立ち木などにロープを渡して張る場合、枝をポール代わりに使って張る場合等資料を参考に進んでいきました。1つの課題で各グループ色々なバリエーションの活用ができておりとても勉強になりました。
ツエルトの設営方法:ツエルトは、自立しないタイプなので設営後の移動はできません。ペグを持参していればいいのですが無い時は、ストックを支柱代わりにしたり、立ち木を利用し設営しないといけないのでツエルトを扱う場合は、ロープワーク技術を習得していないと何も始まらないと改めて痛感しました。最初は、床の部分の4箇所の固定から始めると、イメージできやすいとのことで直ぐにグループで行ってみました。ストックを2本ないし、4本支柱代わりにスパイクを上にしてロープを張っていく方法、ペグがないと想定し、周辺にある物で代用し設営する方法、立ち木を利用し張る方法等これも色々な意見や工夫が聞かれ勉強になりました。これから少しずつ思い返して自分の実になるようにしていこうと思いました。資料には、簡単なビバークの体験をするなら自宅の庭等で、夜数時間ツエルトを被って過ごしてみては・・・とあります。一度体験してみて下さい。
(記:N山)