2022年6月11日(土)山さろん 観天望気とカゴアミ
《場所》: 丸亀しわく山の会事務所
《参加者》講師;T下 参加者:M田ア、M田タ、Y田、S上ハ、Y内、S、M、T田、Y木、S原、T永昌、K野 合計13名
《行程》 9:00観天望気講習―10:30カゴアミ準備、講習、作成-12時半終了
≪内容≫
本日の「山さろん」の題目は「観天望気とカゴアミ作成」です。どちらも私としては初めて(40年前に塩飽山の会にいたころに天気図の講習を受け、天気図を作成した記憶がちらりと・・・・)で、楽しみです。
観天望気とは空の様子を見て天気を予測する術で登山にはもちろん普段の生活にも役立ちます。T下さんからの20ページからなる本のような資料とカラーコピー8ページの最近の天気図等を基に勉強会が始まりました。予定では9時から10時の予定でしたが時間内には到底収まらない程の内容でした。
雲の誕生の仕組みから雲の種類、気圧の差が出る仕組み高気圧(右回転の風)、低気圧(左回転の風)気団、前線の話、寒冷前線、温帯低気圧の構造、温帯低気圧の発生から衰弱、影響、台風の話・・・ここまでで資料の半分くらいだけどタイムオーバーでした。
延長して「山の天気を占うことわざ」のいくつかの説明を少しご紹介すると「飛行機雲が見えると1日半~翌日には雨になる」「星がチラチラした見え方になると雨になる」「東風は天気が悪くなり西風は良くなる」「空が高いと雨がふらない」など、まだまだありますがここまでにしないと書ききれません。こういったことわざ等は昔からの経験を元に人が口にするようになった「ことわざ」ですが、すべて裏付けの理論がありました。それらが今日の前半の勉強会の内容です。参加した会員からは次々と質問、疑問が口々に上がり皆さんの興味の深さがありありと感じとられましたが、残念ながら時間が足りませんでした。
私も昨年の某〇HK番組の朝ドラで天気予報士の番組があり山登りもしているから興味深くて小学生の理科の本をアマゾンで購入し、ある登山家が天気予報士になった話の本も購入してボチボチ読んでいました。今日の勉強会でまた沸々と基礎から学びたいなぁと思いました。
観天望気の勉強会の後、事務所内を片付けてシートやゴザを引き、T下さんが重労働の末、確保していただいたアケビのツルを事務所内に運び入れました。そのままでは扱いにくいので手を広げた長さにツルを切り、T下さんの実物を使った説明にて各自作成を開始しました。頭では作り方の理論は入ってきたのですが、いざ編み出すと、思いの外、ツルは太さがまちまちだし曲がってたり、固いし、曲げると折れたりするし、弦を継ぎ足したら縦方向のツルか横方向のツルかがごっちゃになり(縦方向のツルは奇数出ないと横に上下に這わして編めないから)、今編んでるツルが何方向かわからなくなり、投げ出したくなりました。しかしながら、T下さんの無償の重労働で捕獲した大量の貴重なツルだし、私が感じていることは、おそらく皆さんも同じだし、最後まで何とか形にしよう!となんとか形になりました。皆さん、それぞれ個性豊かな完成品で終了時間はお昼に差し掛かりましたが苦労したかいもあり、このカゴアミに何を入れようかとにこやかに話していました。私は、初めての山さろんでもあり、この為の資料作成や材料集め準備が本当に大変だっただろうなぁと思いました。有意義な勉強会で楽しく作成し、品を持ち帰れて家で使えるし、ありがたい時間だったなあと感謝でしかありません。
家に持ち帰り家族に見せるとなかなかいいじゃないかの声にまたまた嬉しかったです。
(記:K野)