2025/7/20(日)佐々連尾山

2025年7月20日(日)佐々連尾山(さざれおやま)1,404m 愛媛・高知県境

CL:W邊、 参加者:T田羅、Hマ、Y内、    合計 4 名

〈行動〉

Big多度津6:00―善通寺IC6:10―三島川之江IC6:40―白髪隧道駐車場7:30白髪トンネル南口登山口7:45…猿田峠8:15/8:25…大森山9:40/10:00…佐々連尾山(昼食)10:45/11:10…大森山12:00…猿田峠13:00…白髪トンネル南口登山口13:20/13:30―三島川之江IC14:20―豊浜SA(反省会)14:40/15:00―善通寺IC15:25―Big多度津15:35

《内容》

6月下旬に早々と梅雨明けし7月に入り30度超えの猛暑が続くなか、山の会定例の夏山山行を実施。今回は7月18~21日に北八ヶ岳登山を計画するのに伴い、いつものように参加されない人で近くの山に行こうとの事で企画しました。比較的快適に登れる山、登山口まで車で2時間以内かつ駐車場が広く、登山口まで未舗装路が少ない場所で、以前に登り又登りたいと想う山で検索しました。すると佐々連尾山が頭に浮かび計画ました。

佐々連尾山は四国百名山の一つに数えられ、高知・愛媛の県境にあります。東に剣山山系西に石鎚山系の中央部に位置し四国背骨とも言われる山域です。登山口のある高知県本山町は一昨日からの雨の影響で天候は曇りのち晴れ気温27℃湿度75%降水確率30%と回復に向かうとの予報でした。

早朝6:00晴天の中多度津を出発。参加者は4名車1台に乗り合わせ出発。7:30白髪隧道南登山口駐車場(標高958m)に到着。駐車場は楽に10台は止められる程のスペースが川を挟んで2カ所有りますが、車は1台も有りませんでした。

7:40仕度を調え隧道横の登り口より登山開始。歩き始めて5分程で靄が立ち込め天然ミスト状態で肌寒い感じさえします。先ずは分岐の猿田峠を目指します、広く平坦な道は渓流沿いに延びていて、渡河をしながら進むも進むに連れ段々細くなり10分程で杉の人工林へと変り、進むに連れ斜度が増します。山から染み出た水が山道に流れ込みより滑りやすくなります。

8:15分岐(猿田峠 標高1,138m)左←玉取山・右→大森山・佐々連尾山の看板と共に、2基の鉄塔が現れます。ここから右奥を見上げると向こうにピラミッド型に尖った大森山の山容が・・・?ガスに遮られ目にすることは出来ません、残念。この先尾根に取り付き山道は自然豊かな原生林へと移り変り山の緑が一層鮮やかになります。斜度は一挙に上がり息も乱れ、一息つくとウグイス・夏セミの声が耳に心地よくのこります。

今日一番の難所、垂直にそびえる岩場が行く手を阻みます。ここから先の登山道は岩登りへと変貌し一挙に標高100mを登ります、岩溝を登り岩裾を周るなど設置されたロープと金属製の縄梯子を巧みに使い岩場を攻略、安心する暇も無く第2第3第4のロープが現れる、登り切ると思いのほか体力の消耗に息をつく。期待の岩上からの眺望は真っ白で視界ゼロ。天候が良ければ西に向けば登岐山・兵庫山・野地峰、北には法皇山脈、赤星山、赤石連山が望めるはず!残念。

四苦八苦しながら登り切るとまた違った山の姿が現れます。開けた地形にシダが拡がり、山一帯に霧が立ちこめる中、ブナの巨木脇より「ヒューヒュー」の鳴き声と共に2頭のシカが走り抜けた!ビックリ。神秘的風景・・・雨の山行もいいなと想う。

9:40大森山山頂(標高1,433m)に到着。10分程休憩を摂り進もうとすると雨足が強まり雨具を着て佐々連尾山を目指す事としました。3つのピークを超え稜線に出ると腰近くまで延びた笹が身体にまとわりつき体力奪います。40分を掛け佐々連尾山山頂に到着。ここでの眺望もガスガス状態でゼロ、山頂の気温20℃湿度98%と天候の回復は望めそうも無い。山頂の標記前で集合写真後昼食としました。この後、計画では大ブナの駄馬まで足を延ばす予定でしたが、帰り道の足場の悪さと岩場降りを考慮して下山することにしました。

13:00猿田峠まで戻って来ると雲の切れ間から日が差し始めた。

13:20登山口まで無事下山しました。

 

《活動データ》

山行時間:5時間40分 休憩時間:60分 距離:6.3km

上り:637m 下り:635m  消費カロリー 1,125Kcal

費用:2,000円/人                              ( 記:W邊 )