2024/6/16(日)鉢ケ森(1,270m)

2024年6月16日(日)鉢ヶ森(1,270m)

CL:W邊、 

参加者:S、N山、T永昌、T永シ、S友、U井、T口ア、

I井、Hマ、Y内、O野、Mミ、  一般参加 男性1名、  合計14名

〈行動〉

Big多度津6:30…南国IC7:50…道の駅美良布8:30…ゴトゴト登山口9:35…

松尾越9:55…分岐10:50…鉢ヶ森山頂11:00…(昼食)11:03/11:35…

四等三角点12:00…松尾越12:05…ゴトゴト登山口12:30…道の駅美良布13:10/

13:30…南国IC14:40…Big多度津駐車場16:00

《内容》

高知県の鉢ヶ森に登って来ました。鉢ヶ森は香美市と大豊町またがる標高1,270メートルの山です。古くは弘法大師や、土佐に落ち延びてきたと伝えられる、安徳天皇にまつわる神話の山として、雑誌などに紹介されています。大昔妖怪が現れた際、兜の鉢の部分を山頂に埋め、妖怪を鎮めたということで、鉢が山名の由来になったそうです。

参加者全員が初めて登る山とのことです。準備会の時に、登山口がゴトゴトの表記を見て、石多そうですね・・・初級ですよね・・・山行時間はどれ位・・・?と心配の声が出ていました。私は一ヶ月前下見登山していたため、気がかりだったのは天候でした。四国地方も9日に梅雨入りし、予報は雨(降水確率80%)だったにも関わらず当日は曇りのち晴れ、絶好の山行日和になりました。

参加者は13名に加えスペシャルゲスト(N)さんがバイクでの参加、6時30分Big多度津を出発、途中、道の駅(美良布)で休憩を挟み9時20分登山口付近の有澤無線中継所跡に到着。先に車一台が止められていましたが、何とか路肩に駐車する事が出来ました。そこから準備運動も兼ねながら舗装路を5分程下ります、ヘアピンカーブがありガードレールの隙間から、ゴトゴト登山口の看板が見えました。

登山道はいきなり急斜面、約20メートルから始まります。早々にストックを準備していた人達はストックの中央部を握り這う様にゆっくり登ります。新緑の木立が日差しを遮り風も無く蒸し暑い登山道は足取り軽くおしゃべりも弾みながら進みます。頂上へ向かうはずの道は下る一方。25分程歩くとそこは木々もまばらで広く空けた場所に出ました。5分程休憩、衣服調整・水分・エネルギー補給を摂りました。小さな手書き看板の矢印に従い下って行と、河原らしき場所に出ます、水は無く大きな岩があたり一面に広がっています。陽の当たる場所は白く光り、日陰は苔むして緑あざやかで日本庭園にも見えます。ここから先はこれまで歩き易い登山道からは一変、ツツジ科の樹木が道を塞ぐ、春先ならツツジのトンネルが楽しめるかも?赤テープを頼りに先に進むも道は狭くギリギリ通れそうなザレ道は、進んでは立ち止まり進んでは立ち止まりを繰り返しながら急斜面を登ります。先ほど楽しげなおしゃべりは、「フゥーフゥー」の息遣いに変り、息を整えながら歩きます。ふと回りを見渡すと巨岩脇一帯に生育しているバイケイソウの緑が映える。登り切るとそこは木々が無く北側に広く開け高知の山々が一望出来ます。大星山(1,431m)奥神賀山(1,443m)遠くに昨年登った梶ヶ森(1,399m)の電波塔が見えるはずが雲で隠れていました。

11時00分やつとの思いで山頂へ。山頂は木が茂り眺望は臨めません、山頂の中央に石作りの祠が祀られ回りにゴツゴツとした岩が広がり、岩を椅子がわりにして昼食を摂りました。

下山は尾根に沿いに進みます。木々は少なく展望はバツグン、右手方向(南側)には物部川河口の町が見渡せます。登山道は直降下・岩場・痩せ尾根など変化に富んだルートを楽しみました。途中、山の緑の中に古びた有澤無線中継所跡の建物がひっそり立っているのが見えます。四等三角点を過ぎると朝通った分岐まで戻り登山口まで帰ってきました。

香美市から大豊町に抜けるルートはカーブが多く、所々落石が見られ拳大の石が舗装路中央まで転がり、時より生き物が道路を横切ります。往路はシカの群れ・蛇、復路はアナグマと遭遇。車内から見る動物は可愛い・・・。

朝立ち寄った道の駅(美良布)で反省会をし、解散しました。

タイム:3時間15分  距離:4.5km  高低差:350m

費用:3,000円/人                                    ( 記:W邊 )

◆バイケイソウ(梅恵草)は、高くそびえ立つ背丈と、印象的な白い花穂の下に広がる大きく青々とした葉が特徴。これらの花はほのかな芳香を放ちバイケイソウ(梅恵草)がする高山の草原で花粉媒介者を誘惑する。この植物は寒冷地や高地によく適応し、開花期には土の中から強健な姿が浮かび上がる。開花時期:7月上旬~9月下旬