2025年9月14日(日)~9月15日(月) 御在所岳(標高1209.41m) 鎌ヶ岳(標高1,161m)バスハイク
参加者:A班 CL:Y田、T田、Y田、T口ア、Y津、T平、N川マ、K野
B班 CL:K原、T下、M田タ、Mミ、N山、K田、S友 合計15名
≪行動≫
1日目
坂出IC5:00―淡路島南PA6:25―西宮名塩SA7:50― 一の谷新道登山口着9:50/登山口発10:18・・・
山上公園着13:38・・・御在所岳頂上着14:07・・・望湖台着14:10・・・御在所岳頂上着14:26・・・
山上公園駅着15:19===裏道登山口駐車場着15:35・・・御在所ロープ―ウェイ前バス停発15:43―
カンデオホテルズ亀山チェックイン16:45
2日目
朝食6:00 カンデオホテルズ亀山出発7:30 ― 武平トンネル登山口駐車場8:00・・・武平トンネル登山口
8:30・・・武平峠8:42・・・鎌ヶ岳頂上10:10・・・武平峠12:11・・・武平峠登山口12:24 バス出発12:42-
土山SA13:20着 土山SA発13:50―西宮名塩着15:20 西宮名塩発15:30―緑PA16:35
緑PA16:45―坂出IC解散18:10
≪内容≫
1日目
クライミング、登山が出来る御在所岳、鎌ヶ岳(鈴鹿セブンマウンテン)!いつかは行ってみたかった山。山行の準備会の時に「ポールは使えないよ!」と聞いたので、膝を悪くしてからは登山にポールを使用していたのでいったいどんなコースだろう?と御在所岳の一の谷新道コースをYouTubeで見た。根っこだらけと岩、岩壁、花崗岩のザレ地での急登だった。しかも中級コースとなっていた。地図で確認しても等高線に対してほぼ垂直に進むルートだ。私、大丈夫かな?迷惑かけないかな?膝を悪くしてから約1年半本格的な登山から離れ、今年の春くらいからぼちぼち再開。週2回のプール、丸亀城歩きでどのくらい通用するのか?でも、登ってもないのに あきらめて後悔したくないから、やはり参加を決めたので、不安もあるけどワクワクが止まらない!
久々の早朝集合にてバスではぼやっ~と眠気が来る。御在所岳ロープウェイ乗り場辺りの駐車場にはすでに多くの車が。
一ノ谷小屋横から、登山道の階段が見える。始まりだ!曇天なので少し暗い雰囲気。木の根っこがあちこち張り巡らせ、
しっかり足元を見ないと根っこに足を引っ掛けるし、いきなりの急登。
蒸し暑さは、思うほど感じないが根っこを上がるたびに汗が吹きでる。岩も出始めた。根っこ、岩だらけだから、登山というより、よじ登りだ!両手で、岩、根っこをつかみ、勢いをつけ体を引き上げて登る。いわゆる3点確保。私は膝が悪いが、腿だけで上がるより、よじ登りが好き!しかし、一つよじ登れば、すぐに岩壁が目の前にでてくる。どこに足を置けば負担が少ないか考えながら、体を引き上げる。
傾斜はドンドンキツくなる。息もあがる。体を引き上げては、息を整える!の繰り返し。リーダー頑張ってる!私も頑張らなきゃ!キノコ岩出現!でも、しんどい割に距離は踏まない。A班とB班は、距離が出来たりしてる。それくらい、急登なのだ。でも、そのあたりで、私の後にいたYさんが至極の緑の宝石を取り出し、皆に配ってくれた!おお!なんてみずみずしく、さっぱりした甘さが口の中に広がる。市場で出回ってるシャインマスカットだった。生き返る心地だった。
ルートの2/3過ぎたあたりに「見晴台」の 看板が。見晴台に立つと目の前にロープウェイの白い鉄塔、御在所のシンボルだ!疲れててもあとひと踏ん張りだ!なんだか嬉しくて、ポーズをとり写真を撮りあう。
再び、ザレた急勾配や岩々。A班、B班揃って少し平地がある辺りで昼ご飯。なんか食欲が出ないが、一口、パンを噛じると食欲マシマシ!もうひと踏ん張りだけど、食後は、足も身体も重くて重くて、弱音を吐くとYさんから、激が飛ぶ!しんどいなぁ。
でも、ここまでこれたのだから、踏ん張る。更に何箇所かの根っこを登り切ると立派な猛々しい岩が出現!鷹見岩だ!その前にある看板に「中級以上…」と書かれてて、我々はめちゃ頑張ってる!中級以上のコースを登ってきたし、登れてるんだからと自分を鼓舞する。この一ノ谷新道、ルートは、しっかり見ないとわかりにくい。よく見ながらあと少しとわかっててもV字に切れ込んだザレた、しかも桁の高い根っこを我慢して我慢して登り、ようやく、空が抜け、建物らしきものがチラホラ見えだした!木段を上がれば目の前には山頂公園。上がりきれた!やれやれだけど、しんどかったから、めちゃ嬉しいよ!
休憩して、なだらかな舗道、階段を登り20分くらいで御在所岳山頂。西側に200mくらいすすみ、望湖台まで、
岩場を登るが眺望は真っ白!山頂の一等三角点まで、戻り記念撮影して、下ろうとすると、薄黒く怪しかった空模様から、雷、雨が激しく降り出し、雨具を出さないといけないくらいに降られ、髪も足元も濡れ、時間的にも下り道状況も踏まえ、危険だから、全員ロープウェイに乗ることになった。しかしすぐに乗り場があるわけではなくて
山頂から1度下り、ロープウェイ乗り場まで、再度上りを登らなければならない。これまた雨の中、最後のひと踏ん張りだった。赤いロープウェイに乗り、一息つく。御在所岳の岩肌があちこちに見える。
やはり、険しい山だったんだなぁと。
バスに乗り込み、いざ、ホテルへ。
ホテル屋上の露天風呂で汗を流し、
食堂はないから、一部屋に、ギュウギュウに集まり、松阪牛のお弁当!片手にビール、片手にビーフ。部屋に戻り、またおしゃべり。寝たのは夜中。バタンキューだった。
2日目(鎌ヶ岳)
朝は目覚めよく、起きてすぐに露天風呂、朝食。バイキングだから、ついつい品目を多く取ってしまい、お腹パンパン。
ホテルを後にして、武平トンネルの駐車場につくと、あんなに晴れてたのに土砂降りの雨。Tさんに天気予報をみていただき、20分くらいまてば、雨雲が通り過ぎるから!と。バスで待機する。
案の定、雨が上がり、武平トンネル登山口から出発。
昨日の根っこ、岩、ザレザレをこなしてきた翌日だから、な、なんと楽に歩けるんだろう!岩場があってもなんのその!景色もいいし、晴れ渡ってても、風が抜けて気持ちいい。
分岐がきても、ルンルン気分。ザレてる箇所以外は、まだ四国の山道のような登山道。草花の咲く山を歩いてる感じがまた、嬉しい。
しかし、ゴツゴツした大岩が現れだしたと思ったら、切れ込んだザル地があらわれだし、坂だから、滑らないように登る。名前はわからないが赤い実がついた木があちこちにある。
この鎌ヶ岳や御在所岳とかは、アルプス方面に登る前の予行として、来る方も多いらしい。
森林界を抜けると槍のように尖った岩山が現れだした!岩山のガレ場を巻いて登ると2本のトラロープにて渋滞。待機してる場所も後ろは崖だから、用心。そこを登り切ると丈の高い岩の不規則な階段。最後の力を振り絞り鎌ヶ岳山頂へ。
晴れ渡り登り切った爽快感!
予定時刻より少し早くに、怪我人もなく、全員無事下山。
1日目と2日目の山が逆だったら、2日目は、ヘロヘロだっただろう!と鎌ヶ岳を歩きながらも、初日の御在所一ノ谷新道のキツかった事を皆が実感してたんだなぁ〜とあらためて感じた。
リーダーを初め、メンバーさん皆が励まし合い、助け合い、鼓舞しあい、この一ノ谷新道は、気が抜けないコースだったし、鎌ヶ岳のトラロープでも苦手な人に声をかけながら根気よく見守るそんな場面を見ると、純然たる登山も好きだけど、仲間の見守り、優しさを感じるから、山登りが好きなのかも…と感じた。記録というより感情のままの文面で申し訳ないです。
2日間、参加して良かった!楽しい宿泊登山だった。
費用:1人あたり¥31,200 記:K野