2024/7/21(日)石鎚山 土小屋コース 夏の草花を楽しむ

2024年7月21日(日)石鎚山(1,982m)土小屋コース ~夏の草花を楽しむ~

CL:Y津  参加者:W邊、T永昌、Hマ、Y内、Mミ、K野  合計 7 名

≪行動≫

坂出IC5:05―入野PA5:46―いよ西条5:58―旧寒風山トンネル南口6:50―土小屋駐車場7:55・・土小屋登山口8:03・・・第一ベンチ8:45・・・第二ベンチ9:10・・・第三ベンチ9:45…二の鎖避難小屋10:45・・・山頂11:35/12:00…二の鎖避難小屋12:45・・・第三ベンチ13:15・・・土小屋駐車場、反省会14:30/15:10―坂出IC解散17:55

≪内容≫

久々の石鎚山。昨年も今回のリーダーで8月に石鎚山山行が予定されていたが台風の為、中止。それからも幾度か予定が合わず残念でいた。本日、曇天だったが「ようこそ!石鎚山へ」と、言わんばかりの満杯の駐車台数だし本日も暑くなりそうな予感がする。二週間前の伊予富士は稜線に出ると木陰がなく標高が低くなくても太陽に近いせいか滅茶苦茶暑かった。今回も右膝に不安はあるものの、しっかりテーピングして登る気満々!

石鎚山の夏の花が見れるのも楽しみの一つだし、歩き出すと、ことのほか涼しい。早速、青い小ぶりの山アジサイを見つけた。今日は、足が大丈夫ならお花の写真を撮りまくりたい!次はピンクのアザミ。土小屋コースは最初斜度もなだらかだし歩きやすく登山道の両脇に山アジサイ、しかも青色ばかりが多くて緑色と青色で涼を感じるから気分も良い。途切れることないくらいに登山道を彩っている。そこへ1羽の蝶がひらひらと。あれ?羽の模様がアサギマダラに似ているけど少し小ぶりだけど?黒い縁取りに水色と茶色の模様、やはりアサギマダラだ!会えた!会えて嬉しいよ!アサギマダラの好むフジバカマ、ヒヨドリバナ両者ともに白色、ピンク色(両者の見分けがつきにくい)が山の斜面側にも咲きほこってるし、手が届くところにも咲いているから、触れそうなくらいの近い位置でアサギマダラが乱舞している。雨上がりのせいか、緑も鮮やかだしお花達もいろんな色合いで、今日の登山は幸先いいな!

登山道を進んで行くとザレ気味の木段が増えてきた。見覚えのある景色。そう、第二ベンチだった。ベンチがいくつかあり少し開けている。今までの登山道は緑に覆われて涼しかったが第二ベンチ辺りから、太陽の直射日光がもろに照り付ける。やはり、日の光を浴びると暑いな!1名、少々貧血気味で顔色が悪い。しばし風を感じながら休憩をとる。リーダーから冷えたパイナップルを頂く。めちゃくちゃ美味しい!甘酸っぱさとみずみずしさで唾液がジュワ~と出て、元気を盛り返す。夏の山には冷えたもの、甘酸っぱいもの、しょっぱめのものがあると気分上がる。さてここからも木段が増えるが木陰だし、急登はさほどないから。

またお花や景色を見たり撮影しながら第三ベンチ、二の鎖避難小屋を目指す。途中、日本サッカーを牽引した岡田監督が就任している今治のサッカーチームの3年生、5年生の小学生に出会い、さすが足取り軽快にぎやかだし疲れ知らず。コーチ陣も若い!挨拶を交わす。私の孫もサッカーしているから、なんだか会話するだけで楽しくなる!別れを告げ、山道を進むと黄色い小さなオトギリソウ、紫の猫じゃらしのようなクガイソウ、ピンクの毛糸のようなシモツケソウ、可愛いイヨフウロウ、フキの葉のような黄色いマルバタケブキ、木の上部に咲いたシシウド、群生しているのは黄色いメタカラコウ、やシコクフウロウ、紫色のオオマルバノテンニンソウ、紫小花のミソガワソウ、周りが白くて薄いピンクのつぼみのジャコウソウ、咲いた時をみたいなあ!大きな葉にトゲトゲ葉の裏にもトゲトゲだけど赤い花・実?がついているハリブキ。この時期の土小屋コースは本当にお花達に溢れ、登山の疲れよりも喜び、驚きながらの花探しや撮影に今日は来られて大正解!だなあと。

しかしながら、私の前を歩いていた男性の足運びが視界に入ってきて、なんとなく足が不安定だったので休憩時にポール2本にして、足の負担を軽くしてはどうかな?と。私も右膝を痛めていて膝に負担のかからない方法を模索しながら山歩きをしていたから、ポールに体重をかけすぎず、体幹をしっかり保ち、ポールの使い方を工夫すればポール2本は最強の膝の見方だと感じていた。

土小屋ルートと成就社ルートの合流点の鳥居に到着。もうここに!ここまでこられたなら今日は頂上まで行けるな!みたいな予感。ヤッター!俄然力が湧いてきた。休憩して1名はその場でとどまり、いざ頂上へ。鎖は避け(膝が大丈夫なら是非行きたかった)、巻き巻きの急こう配の鉄の階段を登る。リーダーと声出しながらヨイショ!とかファイト!とか笑いながら階段を登り頂上を目指せることが嬉しかった。山頂手前まで来ると堂が森、二ノ森方面が一瞬だけ顔を見せすぐにガスに覆われた。見られないのが残念だ。

あと少し!頂上に到着!久々の石鎚山頂上。登山道もそうだったが頂上も人が多い。善通寺山の会、山歩会の方々や山伏の方々に出会う。白装束、腰には獣の毛皮(どこでもかしこでも座れそう!)、ほら貝を吹き、信仰あらたかな雰囲気満載。天狗も今日は行けない。お参りをして岩にもたれるようにして昼食。背中の方が山の下から吹き上げてくる冷気で一気に汗も冷え休憩時間もそこそこに下山準備。私自身、登りよりも下りに膝の心配をしていたが今回は足の着き方やポールのおかげで何とかなった。下りの最終の平坦な箇所でクイズを出したり最後まで仲間の元気な声も聴けたし、今日の石鎚山山行はめちゃくちゃ良くて、怪我人もいないし、リーダーに「来てよかった!」「お花がこんなに見れた!」ばかり連発してたように思う。山行に参加するまで膝の事でかなり気落ちしていたが足も体幹も鍛えればもうしばらくは十二分に使える!と理解できた気がした。まだまだ、仲間たちと山々の景色を楽しみたい!と思える山行だった。

費用:4,000円 /人                               ( 記:K野)