2022年8月11日 (木)黒沢湿原 ハイキング
CL:M田ア
参加者:M田タ K原、S々原、Y関、W辺、M高、Mミ 一般参加:K田、M大輔 計10名
≪行動≫
道の駅空の夢もみの木パーク8:00 ― 黒沢湿原駐車場9:05‥遊歩道・・・たびの尻滝・・・・
展望台・・・・ 遊歩道広場(昼食)11:00/11:45 黒沢湿原駐車場12:00
― 松尾川温泉(入浴、反省会)12:24/13:20 ― 空の夢もみの木パーク14:20解散
黒沢湿原の場所:徳島県三好市漆川 標高550m
≪内容≫
連日気温35度越えの猛暑日が続く中、道の駅空の夢もみの木パークから黒沢湿原駐車場へは予定どおり約1時間ほどで到着。昨年より道中のくねくねは少なく行けたと聞きながら到着しました。黒沢湿原は、気温27.8度、しっとりした空気を感じながら遊歩道に入るとすぐに木道があり、今回の山行目的のメイン『サギソウ』を見つけることが出来ました。
黒沢湿原は、標高550メートルにある盆地で、黒沢盆地と書いた看板も道すがらに立てられていました。
「くろさわ」と呼ばれていたのが訛って、いつのまにか「くろぞう」と呼ばれるようになったそうです。湿原は南北に2km、東西に100~300mほどあり面積は40ヘクタールあるとパンフレットに記されています。そして北から南に傾斜し、南端は滝になり松尾川に注いでいると言われています。
みんなカメラやスマホで写真を撮りながら、遊歩道を進みました。
ヨシやヒメガマが生えている湿原の水量は、さほど多くありませんでした。遊歩道の途中にあった東屋の横に手を加えてしつらえたと思われる池を覗き込み、アメンボや両手を広げて泳ぐヤモリを見つけ小休止しました。黒沢湿原入り口から15分ほど歩いた所の沼に、元々自生しているサギソウがあると聞き木道を進みました。そこに咲くサギソウは、花弁がしっかりと開いているように感じました。丁度写真を撮っていた男性の方に、サギソウをメインにしたスマホでの写真撮影の撮り方をレクチャーしてもらい、各自満足の1枚を撮りました。沼にはサギソウのほかに、睡蓮のようにまあるく葉を拡げ、白い花をかせるヒツジ草が多く咲いていて、K原さんから「ヒツジ草は昔、未の刻に咲くからその名前がついた。しかし実際は、未の刻(現在の午後2時の前後2時間頃)には咲かないといわれているのよ。」と教えてくださり、とても印象に残りました。湿地内には、よく見るとメダカが泳ぎ、その付近を鮮やかな黄色のイトトンボ、黒いトンボが飛んでいました。黒いトンボは、後から調べたところ、それはハグロトンボと呼ぶそうで、全身黒いのは雌、雄は胴体がブルーなのだそう。全身黒いトンボは 神様の使いで 縁起が良いそうです。トンボがいるという事は、湿地の中に良い生態環境が育まれているのでしょう。湿原の南端にある‘たびの尻滝’は、水量はそんなに多くなかったけれど高さが3.4メートルあり、水量の多く流れる様子を想像しつつ集合写真を撮影し記念としました。いつもお花の名前を紹介してくれるY関さんが、「この白い花の名前がわからない。」と言い、私も「何でしょうかねぇ。」と話したのですが、後日LINE上でその花がノリウツギであると教えてくれました。
湿原の平坦地をのんびり歩き、展望台を回る中、季節外れ?のワラビを見つけ柔らかそうなものを吟味しつつ採りながら歩く人もいました。現地の人によると7月中旬頃までワラビが取れるとのこと。ゆっくりと歩を進め、東屋前の休憩所で昼ご飯を食べました。ちょうど東屋のご主人が、自前の良く冷えたトマトを振る舞ってくださり甘みと涼感を味わいました。私達の他にものんびり涼を楽しむ人たちが数人いて、連続猛暑の下界から離れてのんびりするのも贅沢だなと感じました。東屋のご主人曰く、「5月にはオンツツジが群生して咲く」とのこと。またそのころに来てみたいなぁと皆で話しあいながら、松尾川温泉の、源泉かけ流しの滑らか湯で汗をながし清々しい心地をキープして帰路に着きました。久しぶりの温泉付き山行は、やっぱり気持ちの良い山行でした。山行に先立ち、リーダーが事前に取り寄せてくださったパンフレットが、お花めぐりにとても役立ったことを感謝します。みなさんお世話になりました。
(費用)8400円、一人840円 (記録:M美津子)