2025/6/29(日)三鈷峰(さんこほう)

2025 年6月29 日(日) 三鈷峰(さんこほう)1,516m 鳥取県

 CL:Y田、 参加者:Y内、W邊、T寺、U林    合計5 名

 

≪行動≫ 坂出IC 5:00─南光河原駐車場7:20/7:40…大神山神社奥社 8:05… 行者登山口8:10…下宝珠越8:50…中宝珠越9:30…上宝珠越10:40…三鈷峰山頂11:15…ユートピア避難小屋 11:45 昼食 12:15…上宝珠越12:30…中宝珠越13:15…下宝珠越13:44…大神山神社14:20…南光河原駐車場15:00 ─坂出IC 18:30

山行時間:7 時間15分 休憩時間:30 分 距離:8.0km 上り:887m 下り:882m

≪内容≫

三鈷峰は、伯耆大山の稜線に連なる山で、ピラミダルなピークの形が仏教の法具でもある金剛杵(独鈷、三鈷、五鈷)のひとつ三鈷に似ることからこの名でよばれている。(山と渓谷オンラインより)

大山の夏山登山道はよく整備された初心者でも体力があれば簡単に登れる山だが、三鈷峰に向かうユートピア登山道は中級者向けで岩場やザレ場が多い。7月から8月には山頂付近では様々な植物が花を開き、登山者に人気の季節だ。私自身は三度目の登頂で前回より少し早い時期だが、この時期にしか見られない、登山口からすぐの幻想的なヤマアジサイの緑と青の世界と山頂のお花畑を楽しみに参加した。数日前に梅雨も明け、朝から雲一つない晴天で、坂出ICに集合した時点から暑くなりそうだった。

いつも満車の南光河原駐車場に運よく駐車でき、大神山神社奥社の大きめの石を敷き詰めた参道を進む。奥社で参拝してから登山道に向かった。すぐに広がったヤマアジサイの群生地は、咲き始めていたが、まだまだこれからのようだった。ユートピア登山道は急登の場所が多く、斜面からむき出しになった木の根を梯子のように踏んで登っていく場所や、岩の割れ目や重なりでできた狭い足場を探して登っていく場所、倒木を乗り越えて進む場所も多い。暑さで普段よりも給水のペースが速い。CLの指示で無理のないペースでゆっくり慎重にすすみながら、休憩して給水する。

ようやく中宝珠越の手前まで来ると、木々が開けた展望のよい場所がある。そこから見える晴天をバックにした美しい大山北壁の姿に圧倒される。道端には赤いツツジが咲き、そのあたりから花が多くなってくる。上宝珠に向かってさらに、ロープで整備された急登箇所を登っていくと、三鈷峰の頂上やユートピア避難小屋も目に入る。もうあと分岐まで30分かからないぐらいまで近づいている。ここで一人が、三鈷峰までは行けそうにないということで、道に迷う心配はないということと、電話が通じるとういうことで、CLの判断で分岐から右へのユートピア避難小屋に行って待っていてもらうことになった。ほかのメンバーはそのまま分岐へ進み、三鈷峰頂上を目指した。三鈷峰への登りはザレ場が続くので、慎重に進んだ。

いよいよ山頂。晴天のもと、大山から船上山・甲ヶ山・矢筈ヶ山と続く稜線が美しく、日本海も見渡せる、素晴らしい大パノラマの展望が広がっていた。

分岐まで戻って、ユートピア避難小屋で待っていたメンバー一人と合流。満開の花畑の季節にはあと2週間ぐらい早かったかもしれないが、いろいろな植物が少しずつ開花しているようだ。

 

ゆっくりと各自昼食をとってから下山開始。昼を過ぎて暑さと疲労が増していたが、ロープを頼りに登ってきた急斜面を、今度は降りなければならない。慎重に、休憩を頻繁に取りながら進む。

大神山神社奥社に再びお礼の参拝をして下山。暑い中の、少し険しい山行だったが、全員が怪我なく無事に下山できた。

かき氷が食べたい!という満場一致の意見だったが、駐車場の近くにはかき氷はなかったので、蒜山SAに寄って帰ろうということになり、反省会も兼ねて、結局かき氷ではなく蒜山のソフトクリームを食べて坂出ICに帰った。

ベテランの皆様との山行はいろいろと勉強になりました。皆様お疲れ 様でした。ありがとうございました!

費用:4,200 円/人 ( 記:U林 )