2022/1/9(日)岩清尾山(いわせおやま)古墳巡りと里山縦走

2022年1月9日(日)岩清尾山(いわせおやま) 古墳巡りと里山縦走

(CL):N村ア 参加者:S上ハ、T下、M田ア、M田タ、M高、T永昌、T永忍、K原、T中、S々原、Mミ、T田  一般参加者:T島   計14名

《行動》

ベルモニー勅使店8:20集合-東小山登山口8:30車移動・出発-峰山はにわっこ広場第3駐車場8:50/9:05・・・・峰山頂上展望台(地図読み)9:26/9:43・・・・岩清尾山古墳群巡り開始・・・・猫塚10:36・・・姫塚11:00・・・小塚古墳11:18・・・休憩所(昼食)11:30/12:30・・・切通越13:24・・・野山13:45・・・浄願寺山東展望台14:30・・・小山頂上15:15・・・東小山登山口で反省会15:40・現地解散

《内容》

2022年1月、年始から寒い日が続いていましたが、この日は朝から快晴で気持ちの良いお天気でした。とても清々しい登山日和になりそうです。朝8時20分にベルモニー勅使店に集合し、T下さんから携行食のみかんの配給がありました。みなさん思い思いにリュックに詰めて準備万端です。車を東小山登山口に置きに行き、8時32分に4台の車で乗り合わせて『はにわっこ広場』へ向かい8時56分に到着しました。

はにわっこ広場駐車場でトイレと準備運動して、9時5分いざ出発です。

舗装された道の右手には、はにわっこ広場のはにわ型や土器状の遊具があり、

「孫と遊びに来れるな~」なんて会話が聞こえます。はにわっこ広場やバーベキュー場を通り過ぎると、すぐに峰山展望台へ到着しました。9時26分、展望台に上り、景色を一望

しながらS上ハさんに地図読み講座をしてもらいました。

また、T下さんのコンパスがない時の方角読み講座も勉強になりました。

9時43分。展望台を降りて古墳巡りに向かいました。

山を登っていると、木々の間から向こうに勝賀山が見えました。

山の上には香西氏の詰目の城跡があるそうです。また、見下ろした先に見えた辺り(ヤマダ電機がありました)は弦打(つるうち)という地名(町名は、鶴市町)で、桃太郎の鬼の逆襲伝説に関係があるそうです。詳細が気になる方は歴史研究家のT下先生にぜひ聞いてみて下さい。

10時36分、古墳巡りひとつ目の猫塚古墳に到着です。

猫塚古墳は全長96m、珍しい形で全国に4つしかない双方中円墳のひとつだそうです。明治43年に大盗掘にあい、中はえぐられたように破損していました。ここで約10分休憩と歴史講義を聞いた後、次の姫塚古墳に向かいました。

11時、姫塚古墳に到着。ここは豪族の娘の古墳だそうです。残念ながら立ち入り禁止になっており、詳しくは見られませんでした。すぐに次の古墳へ向かい、11時18分に小塚古墳へ到着。小塚古墳は名前の通り本当に小さく全長17mだそうで、荒れ果てていました。

11時23分。ここで一旦お昼休憩です。

小塚古墳の近くにある東屋から、はにわっこ広場方面の景色が一望でき、春は桜が咲いてとても綺麗だそうです。

12時30分にお昼ご飯を食べ終え、引き続き古墳巡りと登山に出発です。

12時33分石渡古墳を見学します。ここには石棺があり、

その中には珍しい形と言われている便座型?の枕の痕が残っていました。

さて、12時42分に予定していた古墳見学も終わり、いざ登山のターンです。

まずは来た道を戻り、そして野山登山口にたどり着きました。

私は古墳巡りがメインだと思っていた節があり、今日はあとちょっと登山したら終わりかな~なんて思っていたのですが、そんな気分を打ち消されるほどの試練がこの先待ち受けていました。

この山は山桜とクヌギが多いらしいのですが、その分この時期は落ち葉が多く、下りでは何度も滑りそうになりながら歩かないといけない、試練の道でした。

でも桜の季節は綺麗なんだろうなぁ。

13時24分、切通峠

を越えた時点でもうみんな汗だくです。服を脱いで、お茶を飲んで、つかの間の休憩をとります。みなさんのここでの感想は「思ったよりキツかった」だったと思います。さて、少し体勢を整えたらすぐに野山へ出発です。サブリーダーのS上ハさんがM高さんのためにストック代わりにしっかりした木の枝を見つけてくれたのですが、M高さんは普段から使ったことがないため不要だったようで、私がありがたく頂戴しました。これがあるのとないのでは全然違ったと思います!

13時26分。野山~浄願寺山登山へいざ出発です。野山は203mの山で、13時45分に到着しました。

約20分でしたがとてもハードでした。そこで少し休憩して、13時52分に出発です。浄願寺山へ向かう道も、坂がキツくロープにつかまりながらの登山でした。道も分かりにくく、きちんと地図読みをしないと迷ってしまいそうな山でした。(そんな中、ひとりで地図も持たずに闇雲に鉄塔を探しているおじさんがいました。ちゃんと帰れたかな?)

浄願寺山にも古墳群

があるらしく、また時間があれば見てみたいなとも思いました。

さて、14時31分。浄願寺山の頂上に到着です。

ここから少し南下した稜線に見晴らし場があり

 

少し休憩をしてから地図読み講座をしてもらいました。

今見える場所から目印になるところを見つけて、地図と照らし合わせ、コンパスを合わせる。そうしたら今自分がどこにいるか、正確に分かるのです。実際にやってみて、いくつかの目印で試してみたらだいたい合っていて感動しました。

展望台に先着していた登山者の方から集合写真も撮ってもらい、

最後の小山へ向かいます。

小山は166.8mの山なのですが、思いがけず急な坂で、さらに足元が落ち葉だらけで滑りそうになりながら歩きました。

15時16分。小山の頂上に到着です。

特に何もなかったので、すぐに下山しました。

帰り道も落ち葉だらけで

・・・どんだけ落ち葉の話してんねん?って感じですが本当に落ち葉の印象ばっかりなんです。

15時40分、無事に東小山登山口に到着して反省会をして終了となりました!

◆今回のヒヤリハット

その①迷子

はにわっこ広場の頂上展望台から降りたとき、一緒に展望台に上がらなかった1名の方を置いて出発してしまい、その方が迷子?になった。

参加者が14人と多かったが登山道を歩いていると全員揃っているかどうかはわかりません。休憩などしてから出発するときには全員確認が大切ですが、展望台から降りるときには全員揃っているものと思いこんでしまっていた。

その②骨折

登山中、下り坂で1名が石車に足をかけてしまい、転倒。当初は捻挫かと思われたが、大事をとって引き返した。病院での診察の結果、骨折(腓骨)だった。

避けられない事故ですがその後の処置が肝心です。今回は、ザック搬送で登山道から車道まで運び出しました。

その③道迷い

先頭にくっついて歩いていくと間違ったコースに入ってしまっていた。地図を持っていても地図を見ない習慣が原因で4回迷いました。

登山するときには、ツアーガイドについていくようなことはせずに参加者全員が常にどこを歩いているのか事前の確認をしながら歩くことが肝心です。休憩した時には次のポイントと途中の登山道の特徴および高低差などを確認しておくことが必要です。

その④はじかれた木の枝で額に傷

コース上に出ていた木の枝で額をしばいた状態となり擦過傷がついた。前を歩く人が交わした木の枝がはじかれ顔面に飛んできたのが額にあたった。

前を歩く人と接近しすぎると前の人がはじいた小枝などでケガするリスクが高くなります。少し間隔をあけることと後ろの人に危険がおぼよすようなことが無いように注意して歩くことが肝心です。危険個所を発見した場合には、後方を歩く人に危険の内容を伝えることが必要です。

 

◆記録係の感想:

開始直後から思わぬ事案に遭遇し、驚きと不安でいっぱいでしたが、頼りがいのある方たちのおかげで無事山行を終えることができました。

リーダーやサブリーダーは、その場で的確な判断をする必要があり責任も伴うので、今回のお二人には本当に頭が下がる思いです。

登山初心者の私ですが、今回のことで日々の山行では楽しみながらも、地図読みなど教えてもらえる場面ではしっかり聞いて少しずつ知識をつけていこうと思いました。

登山に関しては、今回挑んだ山々が想像していたよりもキツかったので、この反省を踏まえてこれからはきちんと下調べしようと思います。

いろいろありましたが、古墳の勉強もできたし、山頂からのきれいな景色も拝めたし、ぜひまた暖かい時期に行ってみようと思える山でした。ご一緒したみなさん、ありがとうございました!                                        (記:T田)

経費:車代一人当たり200円