２０２３/２/２５（土）～２６（日）氷ノ山（避難小屋泊り）

2023.2.27

中国地方　冬山

2023年２月２５～２６日（土・日）氷ノ山（避難小屋泊）

CL：Ｙ田、SL：Ｔ田、参加者：Ｎ川、Ｗ邊、　計4名

《行動》

（1日目）

坂出IC7：00—-二宮PA9:00—-氷ノ山自然ふれあい館響の森駐車場10:40／11:00…

キャンプ場11:40…氷ノ越登山口11:45…氷ノ山越避難小屋（泊）13:30/就寝20:00

（２日目）

氷ノ山越避難小屋8:00…仙谷分岐付近9:50…氷ノ山越避難小屋10：30／10：35…

登山口駐車場11:20／11：40—-道の駅若桜（桜ん坊）12:00／12:30—-美作追分ＳＡ14:30

—-坂出IC駐車場16:30解散

《内容》

今回の企画｢冬の山泊を楽しむ｣第一弾・山小屋泊（石鎚山）、第二弾・テント泊（伯耆大山）、第三弾・避難小屋泊、第三弾の企画を遂行するため氷ノ山に来ました。氷ノ山は、兵庫県最高峰（1,510ｍ）で｢氷ノ山後山那岐山国定公園｣に指定されています。今回は、氷ノ山山頂避難小屋泊の登山です。

２月１６日の準備会で山行計画書の個人装備品をチェックするも品数が多くリュックが重そう。その上、登山口の若桜町は24日から積雪予報が出ていてハードな山行になりそう。

２月２５日坂出ＩＣ7時出発。瀬戸中央道・岡山道・中国道を経由して出発から約３時間40分で氷ノ山自然ふれあい館響の森駐車場に到着。直ぐさま準備に取り掛かり計画の1時間遅れで出発するも登山口が分からず行ったり来たり、計画の登山口とは違ったキャンプ場入口から沢沿いに登る事となった。登山道は昨夜から降り積もった雪でトレースは消え掛け、ルートと思われる道を進むが、少しでもコース（踏み跡）から外れると腰まではまり、体を雪面に打ち付けた。計画外のルートだけにリーダーのＹ田さんは休憩時にも地図とGPSを確認しながら誘導。稜線間近の激登を登り始めると余りの角度に四苦八苦、キックステップで何回も蹴り込むがスリップしてズリ落ちる、やっとの思いで斜面を乗り切ると稜線に建てられた氷ノ山越避難小屋が目の前に現れた。

稜線は風が強く行く手を阻む程の勢いだ。一旦小屋に入り、風のおさまりを待ち、その間に遅めの昼食を摂ることにした。避難小屋は、2階建てで「1階は土間」「2階はベニア合板の床」。風雪は、1時間余り待てども一向に収まる気配も無く、一段と強なった。リーダーの吉田さんが、これより先に進むのは危険と判断し、頂上小屋を目指す事を諦め、ここで泊まる事にしました。幸い小屋には私達４人のみ、二階に荷物を移すと即寝床の準備、ありったけの衣服を着込んでシュラフにくるまって、酒・コヒーで体を温めた。

雑談を交え明日の計画を立てていると、｢空いていますか｣の声と共に大阪の５人（20～30代の男性2人女性3人）のパーティーが入ってきた。私達同様、小屋泊を計画していたみたいで、直ぐさま一階を陣取り泊支度を始めた。小屋内は一挙に賑やかになりました。私達はその後、思い思いの晩飯を食べ午後8時早めの就寝とした。深夜の寒さに加え日本海からの強風は一晩中吹き荒れ、小屋の窓を叩く音に目を覚ました。

翌日6時起床、室温マイナス6度、朝食を済ませ8時出発。今日の予報も悪そう。小屋付近は昨夜から今日に掛けて30センチの積雪。ワカン・スノーシュー装着後ホワイトアウト状態の中、5～6分おきに先頭を代わり稜線に足跡を刻んで行く。先頭になった私は稜線の強風にさらされ寒さのあまり足取りが速くなった。リーダーのＹ田さんから｢スタートはゆっくり・ゆっくり｣の声が飛ぶ。今シーズン最後かも知れない雪遊びに、2時間程楽しんだ後、仙谷分岐近くで引き返すことにした。しばらくすると下から楽しげにおしゃべりしながら登ってくるグループが･･･、挨拶すると昨夜一緒に小屋泊をした5人組、山頂を目指している様子。その後、避難小屋まで降りて来ると小屋直下の激降に備えスノーシューを脱いで下山する事にした。駐車場まで帰って来るとビックリ！車上には20センチ程の雪、日本海側はこの状況が数日間続くと思うと、雪に不慣れな私は｢オラ北国にゃー住めねだー｣と思わず叫びました。天候は、2日間共青空を見ることは有りませんでしたが、最高の2日間でした。