2022/5/21(土)高越山 船窪オンツツジ群落

2022年5月21日(土)高越山 船窪のオンツツジ群落

CL:M田タ SL:T中 参加者:Y内、Y田、T永昌、S井、W邊、K野、N路、T家、Y津   計11名

≪行動≫

坂出インター駐車場 集合6:00―道の駅しおのえ6:50/6:55―中ノ郷8:15/8:25・・・高越山9:55/10:05・・・高越山山頂10:15・・・船窪のオンツツジ群落11:15/12:15・・・高越寺13:10/13:15・・・中ノ郷14:20/14:30―道の駅しおのえ15:45―坂出インター駐車場16:50着

≪内容≫

高越山(こうつざん1133m)は、吉野川中流に位置し、別名「阿波富士」と呼ばれ、古くから信仰の山として知られています。

中ノ郷(596m)まで車で行き、そこから高越寺、高越神社、高越山に登りました。また、1時間ほど奥にある船窪のオンツツジ群落まで足を運びました。船窪のオンツツジ群落は、1985年国指定の天然記念物です。山行の途中でオンツツジ鑑賞の車組の方々と合流できることを期待していました。

「道の駅しおのえ」から、2台の車に分乗して中ノ郷に向かい、山川町の舗装道路から中ノ郷への分岐を入ると、車1台が通れるほどの狭い道になりました。

40分程で中ノ郷駐車場に到着しました。コンパスで進行方向を確認して出発しました。5分程で最初の鳥居をくぐり、萬代池と桜公園の中を通り抜けました。足に優しい山道でした。少しずつ急になってきましたが、整備されたヒノキの樹々を眺めながら登りました。

「遍路道」と書かれた札がぶら下がっており、「山頂まで2キロ」の里程標もあり、「500メートルおき」に目安として設置されていました。樹は、ヒノキから新緑のブナ林と変わり、白色の花を付けた木やピンク色のツツジなども楽しませてくれました。

9:15「先ず合掌」の標識に従い、皆合掌。旧女人堂跡、女人結界の赤門を通過すると、「高越山山頂まで500M」の表示。ブナ林の優しい新緑が綺麗で、ユキモチソウがあちらこちらで咲いていました。

時代を感じさせる鳥居をくぐり、幅の狭いバランスのあまり良くない石段を登って行くと高越寺に着きました。大きな山門をくぐると壮大な高越寺境内で、7世紀に役小角(えんのおづぬ)が建立したと伝えられています。境内にはシャクナゲ、エビネ、ツツジなどの花が咲きほこり、初めて見るピンク色の松の花?が和ませてくれました。

休憩後、鐘楼脇から石段を登り鳥居をくぐり、5分程で高越神社に到着。神社前には、一面に薄緑色のフキが育っていて、「食べられるかな?」と思ってしまいました。

10:15新緑のブナ林に囲まれた高越山山頂に到着し、記念写真を撮りました。弘法大師の肖像が立っていました。山頂は展望が開け、左には脇町方面の吉野川が見え、右にこれから行く船窪のオンツツジ群落が遠くに見えました。「あそこまで歩くのか‥‥」と心の中でつぶやいていました。風が強くなり少し肌寒くなりました。

10:30「奥の院」と書かれた木の門をくぐりました。今までの山道とは違い、木の根っこや出っぱった枝などに注意しながら歩きました。15分程で左右に「今日の幸を喜び」「感謝して山を下る」と書いてある門をくぐり、5分程で駐車場に出ました。

さらに10分程歩くと見晴らしの良い場所に出て、誰かが「天空のお花畑」と言うのが聞こえました。船窪のオンツツジ群落に到着でした。車に乗ったツツジ鑑賞組の方々とすれ違いました。オンツツジ鑑賞を終え、高越寺に向かっているようでした。

昼食後、オンツツジ保護柵の周囲を20分程で一周しました。樹齢300年を越えるものもあり、いつも目にするツツジとは全く別物でした。花は終わりかけているとは言え、1200本以上ものオンツツジに感動しました。根もとには、ホウチャクソウらしい白い花も華を添えていました。

1時間程オンツツジを楽しみ帰路に着きました。歩きやすいトラバース道を選び、1時間弱で高越寺の石段下に着くと、上の境内辺りで声が聞こえました。車組の人達でした。「おぉ〜い」と皆んなで呼んでみると返事がありました。後で聞くと、私達だとは認識されてなかったようでした。小休憩後、咲いている花の名前などを話題にしながら、楽しく下山しました。今日であった花たちはネット検索して、ユキモチソウ、マムシグサ、ヤブウツギ、ガクウツギでした。

中ノ郷駐車場近くで、地元の山伏だと言う方と出会い、ホラガイを吹いてくれ、いい思い出になりました。

帰路は来た時とは違う車道を選んだが、道が悪く難儀しました。それ以外は順調で、予定より45分も早く、道の駅しおのえに着き、反省会をしてそれぞれ帰路に着きました。

天候の心配もありましたが、ほとんど曇り空で暑くもなく、登山にはちょうど良かったように思います。

信仰の山と言うことで、いくつもの鳥居があり、その都度、信仰心をかき立てられ、皆様、心が清くなったことでしょう。

M田リーダーを先頭に新緑の中を楽しみながら登ることができました。皆様、お世話になりました。また、運転をしてくださったお二人には感謝します。

 

ヒヤリハット・・・・帰路時の道迷い(車)

費用:坂出からの参加者・・1210円/人   塩江からの参加者・・520円/人         (記録;Y津)